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2023.04.21

VOL166 ELPAメールマガジン

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VOL166 ELPAメールマガジン (2023.4.21)
特定非営利活動法人(NPO)英語運用能力評価協会
https://english-assessment.org

〒162-0806 東京都新宿区榎町39-3神楽坂法曹ビル501
Tel. 03-3528-9891(平日9:00~17:00)

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★

ELPA事務局長の白戸です。
いつもメールマガジンをご覧いただきありがとうございます。ELPAは2023年4月15日で設立20周年を

迎えました。アドバイザーの皆様よりお祝いのメッセージが届きましたので、ご紹介させていただきます。

■ELPA 設立前のこと■

清泉女学院短期大学 中村洋一

 大友賢二先生から学内の内線電話で、「東京の出版社の方が、英語のテストのことで聞きたいことがあると

言って、近々、こちらを訪ねてくることになっているんだけれど、一緒に話しを聞いてみないかね」と連絡を

いただいたのは、ELPA 設立の1〜2年前、たしか、2001年の事だったと思う。もう20年以上も前のことなので、

正確なことは覚えていないけれど、古典的テスト理論や、項目応答理論とコンピュータ利用のテストのことなど、

結構長い時間、夢中になって話し続けたことははっきり覚えている。大友先生の研究室から、食事の場所に

移っても、まだ話していた記憶がある。

 1996年に外国語教育評価学会を設立、1999年にアジアで初めての Language Testing Research Colloquium を

つくば市で開催、2001年に外国語教育評価学会を日本言語テスト学会と改称、といった流れの中にあったけれど、

当時はまだ、日本での言語テスト研究は始まったばかりで、なかなか広がりが見えない時だった。英語のテストの

ことを熱心に聞いてくれて、議論するなんていうことは、本当に珍しいことで、話したいことがいっぱいあった。

 2000年には、TOEFLのCBT が始まったけれど、正直なことを言うと、項目応答理論を適用した言語テストとか、

コンピュータ適応型言語テストの実現は、日本ではまだまだ先のことだろうと思っていた。夢中になって話していた

内容も、どちらかというと実現可能性に乏しく、「そんなに簡単に、すぐには実現しませんよ」と高を括った、上から

目線のムセキニンなものだった。

 しかし、現事務局長の白戸さんを中心に、コンピュータにめっぽう強い人、問題項目をさっと作ってしまう人と

いった優れたメンバーのプロジェクトチームにより、項目応答理論によるテストづくりやCBTの準備が着実に

進められ、ELPA 設立の動きも、予想を遥かに上回る速さで進んでいった。劇的な動きに少し惑っているうちに、

棚からぼた餅で、テスト理論の普及を目指すなんていう大義名分を立てて、『テストで言語能力は測れるか』という

拙著も出版していただいた。

 あぁ、あれから20年っ! ICTの教育利用は、日本でも飛躍的に発展し、言語テストも大幅に進化してきた。

ELPA は、その牽引の先駆者のひとつであり、中心的な役割を果たしてきた。ELPA設立の前の大きな胎動を

具現化した多くの方々の献身的な働きに感謝いたします。また、設立後20年の間、弛まずに日本の教育と

向き合い、様々な活動にとり組み、ELPAを育ててこられた皆様の貢献に喝采を送ります。

 ELPA設立20周年、おめでとうございます。これからますますの発展を信じています。

<ELPA理事・アドバイザリー>
https://english-assessment.org/aboutus/

※所属は2022年7月現在

┌───────────────────
■□ ELPAからのお知らせ □■
└───────────────────
◆2023年度会員/賛助会員募集
ELPAの趣旨・事業活動に賛同してくださる会員を募集しています。英語教育や言語テストの評価・測定に関心の

ある方であればどなたでも、ELPAの会員になっていただけます。

会員には「正会員」と「賛助会員」があり、ELPAが開催する各種の研究会やセミナーへの参加費(動画視聴含)が

無料になるほか、ELPAの分析データやテストを研究活動に活用していただくことができます。前年度のオンライン

セミナーの動画視聴もできるようになります。

▼詳細はこちら▼
https://english-assessment.org/members_recruitment/

 ▼セミナー抜粋動画はこちら▼

 https://youtube.com/playlist?list=PL99fGzwAIPkMobCoGioenCSlZl8OUYh0c

【お問い合わせ】
特定非営利活動法人 英語運用能力評価協会
担当:橋本 elpa@english-assessment.org
〒162-0806 東京都新宿区榎町39-3 神楽坂法曹ビル501
Tel. 03-3528-9891(平日9:00~17:00)

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目次
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【1】ELPA Pick Up教育情報
☆今週の注目情報
▼令和5年度全国学力・学習状況調査の調査問題・正答例・解説資料について

▼「公教育データ・プラットフォーム(試行版)」を公開しました!

【2】ELPA 英語教育チャンネル・セミナー・テスト・教材・書籍
▼「新読解トレーニング 日本語リーディングリテラシー 錬成BOOK」▼
https://english-assessment.org/books/

【3】事務局からのお知らせ
▼2023年度会員募集▼
ELPAの趣旨・事業活動に賛同してくださる会員を募集しています。
https://english-assessment.org/members_recruitment/

【4】Pick Up教育セミナー・イベント・コンテンツ・サービス情報
▼学ぼう!使おう!学校での著作権活用セミナー

文部科学省後援、授業目的公衆送信補償金共通目的基金事業

【5】その他(調査・報告・論文・提言など)
▼大学の研究成果を活用したスタートアップの設立を支援する大学関係者必読!

「大学研究成果の社会実装ケーススタディ」を取りまとめました

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【1】ELPA Pick Up教育情報
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◇【新しい時代の学びについて】
▼令和5年度全国学力・学習状況調査の調査問題・正答例・解説資料について

令和5年4月18日に実施した「令和5年度全国学力・学習状況調査」の調査問題、正答例、解説資料について

公開します。

※中学校英語「話すこと」調査については、令和5年5月26日(金)17時に公開します。

https://www.nier.go.jp/23chousa/23chousa.htm

教育課程研究センター「全国学力・学習状況調査」

https://www.nier.go.jp/kaihatsu/zenkokugakuryoku.html

全国的な学力調査(全国学力・学習状況調査等)

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/

令和5年度 全国学力・学習状況調査 特設ページ

全国学力・学習状況調査でのMEXCBTおよび学習eポータルの利用について

令和5年度の全国学力・学習状況調査の中学校英語「話すこと」調査はMEXCBTを使って実施されます。

MEXCBTの利用には学習eポータルの操作が必要になるため、L-Gateをご利用のお客様向けのページを

開設いたしました。

https://www.info.l-gate.net/chousa2023/

「全国学力・学習状況調査」個票データの利用申出受付について

〔総合教育政策局 調査企画課 学力調査室〕

 文部科学省では、学校教育の成果や課題を適切に分析・説明し、我が国の児童生徒の学力・学習状況等の

把握・改善及び教育施策の改善・充実に資することを目的として、「全国学力・学習状況調査」個票データ等の

貸与を行っています。

 貸与データの種類には、個票データと匿名データがあり、学術研究の発展に資することまたは公的機関に

おける施策推進のために利用されることが必要です。

 令和5年度第1期個票データ利用申出受付期間は下記のとおりです。匿名データは随時受け付けています。

○受付期間:令和5年4月20日(木)~令和5年5月19日(金)

 詳細は、こちら↓を御覧ください。

 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/sonota/1386492.htm

https://www.mext.go.jp/magazine/backnumber/1422844_00107.htm

▼「公教育データ・プラットフォーム(試行版)」を公開しました!

〔国立教育政策研究所 教育データサイエンスセンター〕

 国立教育政策研究所では、教育分野の調査データや研究成果・事例を集約する「公教育データ・

プラットフォーム」の試行版を構築し、令和5年4月4日に公開しました。各種調査の結果、国の研究成果や

自治体の取組事例等について、分類、キーワード等で検索できるようになっています。

 今後、皆様の意見・要望を踏まえ、提供するデータや機能の充実を図っていきます。ぜひご活用ください。

 公教育データ・プラットフォーム(試行版)はこちら↓を御覧ください。

 https://edpportal.nier.go.jp/

https://www.mext.go.jp/magazine/backnumber/1422844_00107.htm

▼第9回 教育未来創造会議ワーキング・グループ 配布資料

資料1: コロナ後のグローバル社会を見据えた人への投資について(第二次提言)(素案)

資料2: 参考資料集

資料3: 参考データ集

資料4: 有識者構成員資料

資料5: 戦略的な留学生交流の推進に関する検討会とりまとめ 概要

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kyouikumirai/sozo_mirai_wg/dai9/siryou.html

◇【教育改革・評価・教育データ・ICT】
▼ICT活用のためのリテラシー向上に関する検討会(第6回)配布資料

「デジタル・シティズンシップ啓発教材(保護者向け)」を掲載しました。(令和5年4月4日)

参考資料6-2 動画(導入編)

参考資料6-3 動画(「デジタルをつかう時間は決めるべき?」)

参考資料6-4 動画(「ネットのやりとり、保護者は介入すべき?」)

参考資料6-5 動画(「SNS投稿は「盛って」いい?将来への影響は?」)

参考資料6-6 家庭で学ぶデジタル・シティズンシップ~実践ガイドブック~PDF

参考資料6-7 家庭で学ぶデジタル・シティズンシップ~講師用ガイド~PDF

https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/ict_literacy/02ryutsu02_04000401.html

・総務省が保護者向けデジタルシティズンシップ教材を開発

https://project.nikkeibp.co.jp/pc/atcl/19/06/21/00003/041400434/

▼GIGAスクール構想とコロナ禍を経て、広がりをみせるオンライン授業

文部科学省では、2022年1月11日~2月16日において、学校全体の臨時休業、学年閉鎖および学級閉鎖に

より特定の学級が土日祝日等を除いて連続5日間以上休業した学校における学習指導等の状況について調査を

行っている[1]。

調査結果によると、休校となった4,652校[2]うち、84.7%の学校ではICT端末を活用した学習指導が行われて

おり、「教科書や紙の教材の活用」(88.9%)と比較しても、ほぼ同程度にICT端末の活用が行われていたことが

分かる。さらに、同時双方向型のWeb会議システムを活用している学校は69.6%に達し、約7割の学校において

オンライン授業が実施されている(図1参照)。

同種の調査が2020年4月にも行われている[3]が、「同時双方向のオンライン指導を通じた家庭学習」の

実施率はわずか5%であった。

https://www.icr.co.jp/newsletter/wtr408-20230413-ando.html

▼GIGAスクール構想×クラウド活用

(東京学芸大学 教授 高橋純 氏)

― クラウドの特徴について教えてください。

 まず、GIGAスクール構想そのものがクラウドを使うことを前提とされていますので、クラウドを積極的に活用して

ほしいと思っています。クラウドは、端末を購入したときにインストールされている標準のソフトがあれば、活用する

ことができます。

 クラウドの特徴として、「作業している途中でも共有できる」「後から追加や修正ができる」「追加や修正の記録が

全て残る」ということがあります。クラウドを実際に使ってみることで、良さをたくさん実感できますので、まずは

体験していただくのが良いと思います。

※「クラウド」とは、ユーザー側の環境に影響されず、インターネット上で利用可能なサービスの総称。

【参考】教育情報セキュリティポリシーに関するガイドラインハンドブックP.46(令和4年3月) (mext.go.jp)

https://www.mext.go.jp/studxstyle/special/49.html

▼「測りたい力」の全貌は見えたか ~3年目の共通テスト~

過去最低の平均点だった23年の共通テスト「生物」 なぜ難しくなった?

「初めて、解くのに60分かかりました」

都立桜修館中等教育学校の三澤龍太郎・進路部前期主任(理科教諭)は毎年、センター試験や共通テストの

生物を、時間を計りながら解いてきた。例年なら50分程度。45分程度で解けた年もあった。だが今回は「見直す

時間がなかった」という。

医系専門予備校メディカルラボ・本部教務統括の可児良友さんは「調整前の平均点は公表されないが、受験生の

自己採点結果から推定して39点程度だったとみられる」と分析する。

なぜここまで難しいのか。

まず今回のテストでいえば、設問の文章が長く読み解くだけで一苦労する。例えば、「重複によって生じた

遺伝子の片方に突然変異が起こることで、もう一方の遺伝子が合成するタンパク質とは異なるアミノ酸配列のタ

ンパク質が合成されるようになることがある」といった長文が複数あってそれぞれについて記述が正しいか

間違いか判断しなければならない。

https://www.asahi.com/edua/article/14882103?ref=smartnews

◇【英語教育・言語教育・STEAM・社会・環境】
▼「英語を読む力」ばかり鍛え続ける日本人の行く末

機械翻訳が進化しても英語学習の意義は高まる

(前略)これからの未来を生きる子どもたちにとって、英語はもはや苦労して身につける必要もなくなっていくの

でしょうか。

第2言語習得の専門家である早稲田大学教育学部英語英文学科の原田哲男教授は、言語にはいくつか機能が

あるが、そのうち大切なものが2つあると言います。1つは「情報の伝達」。もう1つは「人と人をつなぐため、

感情のやりとりを通じて社会生活を円滑にしていく機能」です。

「事実を正確に、時には詳しく伝えるという前者の機能は、機械翻訳に軍配が上がることもあります。しかし、

相手の感情をその社会的な背景まで考慮して理解し、それに対して自分の感情をいかに伝えるかまでは、

機械翻訳だとまず難しいのではないでしょうか。言語の感情面や社会面、さらには抽象的な思考力まで

機械翻訳に頼るのは到底不可能であり、英語を学び、自ら考えるコミュニケーション力はまだまだ必要です。

むしろそこが機械翻訳で置き換えられるようになったら、文化は滅んでしまうと言っても過言ではないはずです」

https://toyokeizai.net/articles/-/664015

▼日本人に英語の「L」と「R」の聞き分けが難しい根本的理由

特に日本人のリスニングのウィークポイントとして、lとrの聞き分けが指摘されます。でもネイティブの人は難なく

聞き分けができていますよね?

実際、英語が聞き取れるようになるまでに最低1000時間以上必要で、これには医学・生理学的な裏づけが

あります。

そこで学習のヒントを探るために、赤ちゃんが言葉を学んでいくプロセスについて考えていきましょう。なぜ

日本人には英語の聞き分けが難しいのかという理由ですが、アメリカの発達心理学者Patricia Kuhlが乳児に

実験を行ってこれを解明しました。

Kuhlによれば、英語と日本語の聞き取りの違いは、生後9ヵ月くらいから出てくるそうです。

生まれたての赤ちゃんは、1年ほどかけて言葉を覚えていきます。最初に、生後1ヵ月くらいでクーイング(「あ〜」、

「う〜」など)という言葉のもとになるものを発し始めます。

それから3〜6ヵ月頃に喃語(なんご)(「あう」、「ばぶ」など)に移行し、周りの人の発音を真似することを経て、

およそ1年前後で「パパ」、「ママ」などの単語の発語に辿りついていきます。

一番身近な親という手本から赤ちゃんは言葉を学んでいるんですよね。これは一般的に知られている赤ちゃんの

言語習得モデルです。

ところがKuhlの研究では、赤ちゃんは実は、聞いた言葉の音を統計的に処理して学習すると述べています。

具体的に説明すると、赤ちゃんは生後、言葉を話すために親や周りの人などから音声データをいっぱい取り込む

必要があります。そのために言葉を聞き取って音声に関するデータを脳に貯め込んでいるわけです。そして、

貯め込んだデータから音声を聞き分けるために必要な音を探っているのです。

このプロセスは生後約8ヵ月頃まで続くので、日本人の赤ちゃんもLとRの聞き分けは実はできるのです。しかし、

生後9ヵ月頃から赤ちゃんは必要のない音声を区別するのをやめていきます。

その区別するのをやめる音声が日本語のlとrの音の違いです。この違いは、英語のlとrの音の違いよりも差が

小さいので、赤ちゃんは「そんなに大事やないさかい、区別しなくてもええっかあ。」となり聞き分ける必要がないと

判断します。

https://gentosha-go.com/articles/-/50802

▼日本の英語力はなぜ中国にも抜かれたのか。世界111カ国中80位と「低い」理由

子育てアップデート94 日本の英語教育

英語能力指数を出すEF EPIによると、2022年の日本の英語能力のランキングは111カ国中80位で

能力レベルは「低い」となっている。韓国は36位で標準的、中国は62位で低いカテゴリのなかで2番目に

位置づいている。日本は2016年までは中国よりランキングが上だったが、2017年に抜かれ、逆転できていない

どころか、差が広がっている。しかし日本の英語教育は戦後すぐから行われたはず。なぜ韓国に大きく水を

あけられ、中国にも抜かれたのか。

ジャーナリストの島沢優子さんが分析する。

https://gendai.media/articles/-/109066

▼日本育ちで英語を身につけた人の「2つの共通点」

中学から勉強をスタートしても習得できた理由

英語が好きではないという小学生は増加傾向に

つまり大事なのは、幼少期に英語嫌いになるような体験をさせないこと。英語力を身につけさせようと親や周りの

大人が熱くなりすぎると、かえって英語嫌いを助長させる可能性があります。

今は2020年の学習指導要領の改訂で小学校3年生から学校で英語が始まり、5年生からは教科として成績も

付くため、教員が「できたかできていないか」「正しいか否か」に焦点をあてすぎた指導をしたり、親がテストの

結果に一喜一憂したりすると、子どもはあっという間にやる気を無くしてしまいかねません。

こうした背景からか、実際に、英語が好きではないという小学生は増加傾向にあります。文部科学省の全国学力・

学習状況調査によると、「英語の学習(勉強)は好きですか?」という質問に対し、「そう思わない」と「どちらかと

いえば、そう思わない」と答えた小学校6年生が、2013年度の23.7%から21年度は31.5%と約8%も増えて

います。

https://toyokeizai.net/articles/-/664016

◇【教育資料・コラム・書評】
▼学習方法「分からない」7割 小学生で急増、コロナ禍影響か―東大・ベネッセ調査

小学4年~高校3年を対象にしたアンケート調査で、「上手な勉強の仕方が分からない」と答えた割合が2019年

以降増加し、22年は7割近くに上ったことが11日、分かった。特に小学生で急増しており、調査に携わった

研究者は「コロナ禍で体験から学ぶ機会が減り、試行錯誤や挑戦も少なくなったため、学習方法が身に付きにくく

なったのではないか」としている。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2023041100924&g=soc

▼ChatGPT まるわかり “異次元” AIの衝撃

小学生が作文に

「読み進めるうちに、物語に引き込まれ、最後まで手放せませんでした」

「主人公を守ろうとする姿勢に共感し、その命運に思わず涙しました」

先月、小学5年生が提出したハリーポッターシリーズの読書感想文の一節。

字は年相応だが、使われている表現は「感銘を受けた」「涙した」など、小学生が書いたとは思えないほど巧みだ。

これは「ChatGPT」を使って書かれたものだった。

感想文の提出を受けた担任の先生は、こう振り返る。

学校の担任

「構成がしっかりしていて、書き方も大人が使うような表現だったので驚きました。たぶん書いたのは本人ではない

と感じ、尋ねたら、ChatGPTに書いてもらったと言うことでした。ですが、書き方を写すだけでも学びにはなりますし、

新しいものを意欲的に取り込んだという姿勢は評価しています」

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230411/k10014034961000.html

▼中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)令和4年度実施状況及び令和5年度実施について

https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/04/13/08.html

▼教育格差とは? 子どもの貧困、コロナ禍がもたらす格差の拡大

 教育格差とは、生まれ育った環境や置かれた境遇によって「受けることのできる教育」が不平等になることをいう。

これには公立学校と私立学校の授業水準の違い、大学進学の可否、学校外の教育(塾や家庭教師など)を

受けられるか否かなどが含まれる。原因の多くは経済的な理由によるものだ。

 教育格差と聞くと、途上国の課題というイメージを持つ人も少なくない。しかし現代の日本にも教育格差は

存在する。厚生労働省が2019年に発表した国民生活基礎調査では「子どもの貧困率」(中間的な所得の半分に

満たない家庭で暮らす18歳未満の割合)は13.5%で、7人に1人が貧困状態にあるとされた。その後発生した

新型コロナウイルス禍も、貧困家庭の教育格差に拍車をかけているという。

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00081/021600517/

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【2】ELPAのイベント・セミナー・テスト・教材・書籍
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【イベント・セミナー】
◆ELPAオンラインセミナー
▼『ニューノーマル時代における大学入試と入学前教育』(予定)
次回5月13日(土)に予定するセミナー(対面開催)では実際に参加者のみなさんにオンラインテストでの

不正防止用機器をお試しいただく予定です。

【ELPAテスト・教材】
▼E-Vision▼
https://english-assessment.org/evision/
▼リーディングリテラシー研究会にHPが出来ました▼
https://sites.google.com/view/jrlt2020/
▼「新読解トレーニング 日本語リーディングリテラシー 錬成BOOK」▼
読解力は情報化社会に適応するために必要な総合スキルです。誤解や取り違えをすることなく相手の真意を
とらえ、文脈の中での言葉の使われ方に注意して読み解くことが肝要です。
言葉を前後の文脈から切り離しても正しい内容は理解できません。正確な内容理解に必要なのは、周囲の
記述との関係性に注意をはらい、かつ異なる情報を組み合わせたうえで、「語意」や「文意」を把握することです。
本書は20年間英語能力を評価してきたNPOが日本語文章を読み解くスキルを鍛えるために開発した、
トレーニングテキストです。
https://english-assessment.org/books/
▼ELPAのテスト(中学・高校・大学・日本語)▼
https://english-assessment.org/test/
▼ELPAの教材・書籍・研究書▼
https://english-assessment.org/books/
▼ELPA Vision(https://english-assessment.org/books/

第8号が刊行されました。
https://english-assessment.org/elpa-wp/wp-content/uploads/2022/07/elpavision_08.pdf
▼【ELPA英語教育チャンネル】
https://youtube.com/playlist?list=PL99fGzwAIPkMobCoGioenCSlZl8OUYh0c

※各セミナー全編動画はELPA会員に公開しています。
※非公開情報、著作権等の関係で公開していないセミナーもあります。
【イベント・セミナー・テスト・教材に関するお問い合わせ】
特定非営利活動法人 英語運用能力評価協会
橋本 shiho@english-assessment.org
〒162-0806 東京都新宿区榎町39-3 神楽坂法曹ビル501
Tel. 03-3528-9891(平日9:00~17:00)

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【3】ELPA事務局からのお知らせ
──────────────────────────────
【ELPA会員/賛助会員募集】
ELPAの趣旨・事業活動に賛同してくださる会員を募集しています。英語教育や言語テストの評価・測定に
関心のある方であればどなたでも、ELPAの会員になっていただけます。
会員には「正会員」と「賛助会員」があり、ELPAが開催する各種の研究会やセミナーへの参加費(動画視聴含)が

無料になるほか、ELPAの分析データやテストを研究活動に活用していただくことができます。前年度のオンライン

セミナーの動画視聴もできるようになります。
▼詳細はこちら▼
https://english-assessment.org/members_recruitment/

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【4】ELPA Pick Up教育セミナー・イベント・コンテンツ・サービス情報
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【教育関係セミナー・イベント】
▼4/28「数理・データサイエンス・AI教育」

https://www.su-gaku.net/mathdatascience/seminar/20230428/?utm_source=emdan230413&utm_campaign=dssm230428

▼EDIX

学校・教育機関、企業の人事・研修部門などの方に向けた日本最大の教育分野の展示会です。

年に2回、東京・関西で開催をしています。

会期・会場

2023年5月10日(水)~12日(金)東京ビッグサイト

2023年6月14日(水)~16日(金)インテックス大阪

https://www.edix-expo.jp/hub/ja-jp.html

▼NPO法人日本教育再興連盟(ROJE)五月祭教育フォーラム

 5月14日(日) 14:00~17:00

 五月祭教育フォーラム2023「個別最適な学び」の核心に迫る~ひとりひとりに向き合う教育のこれから~

お申込フォーム https://forms.gle/CPLFpRXT9x6TnAnQ9

▼令和5年度全国大学入学者選抜研究連絡協議会大会(第18回)(大学入試センター)

1.期日 令和5年5月18日(木)~20日(土)

https://www.dnc.ac.jp/research/nyukenkyou/kaisai/2023.html

▼情報教育セミナー2023」のご案内

 基調講演では、「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実(仮)」と題して、GIGAスクール構想を踏まえ、

これからの“学び”の課題と展望についてご講演いただきます。

 パネルディスカッションでは、1人1台端末の教育実践を踏まえた学習者起点の“学び”をどのように進めていく

べきか。育成すべき資質・能力、ICTの活用方法、デジタル教科書、授業改善などについて、様々な立場の

登壇者にご意見を頂き、議論を深めて頂きます。

 ソーシャルディスタンスの確保など感染予防に十分配慮した上でオンライン配信も併用して実施します。多くの

教員、教育行政その他の教育関係者がご参加くださることを期待します。

https://gakujoken.or.jp/ghp/seminer2023/

【教育コンテンツ・サービス】

▼学ぼう!使おう!学校での著作権活用セミナー

文部科学省後援、授業目的公衆送信補償金共通目的基金事業

https://www.cric.or.jp/education/school_seminar.html

▼「学校でAIを活用するための ChatGPTガイド」を無料提供開始(教育ネット)

~学校ですぐに使えるプロンプトを10以上掲載~

https://edu-net.co.jp/press_20230413

▼政策デザインに関する教育コンテンツや実践事例を公開します

~2022年度のJAPAN+Dの活動報告~

https://www.meti.go.jp/press/2023/04/20230414007/20230414007.html

▼チームラボ、ICTの活用で地域と学校が一体となる空間(学園)を実現

https://ict-enews.net/2023/04/12teamlab/

▼幼保施設や学校と自宅学習、オンラインとオフラインを組み合わせ幼児を起点に18歳まで一気通貫した

英語教育サービスを提供

6つのシナジーで顧客との接点を拡大し、子どもたちのウェルビーイング向上へ

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000121.000015102.html

▼『EnglishCentral』がChatGPTを活用した英会話サービスを開始

2万本以上の動画教材で、リアルな英会話体験が可能に

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000005763.html

▼児童向けICT端末、約半数の学校がYouTubeの閲覧を不可に【ソーシャルサービス調査】

https://edtechzine.jp/article/detail/9184

▼Studyplus for School、文理と東京法令出版の中学生向けドリル教材提供

https://edu.watch.impress.co.jp/docs/news/1492473.html

▼ChatGPTを活用した英語学習のサポートサービス「プログリット先生」が登場

https://www.mdn.co.jp/news/5794

▼ChatGPTの類似サービス・競合20製品まとめ、凄まじき「特化型生成AI」の進化

https://www.sbbit.jp/article/cont1/111307

▼桃鉄で地名漢字を学べるアクティブラーニング型教材を無償提供

小学校高学年の単元と紐づけ、指導案・授業台本付き

https://edu.watch.impress.co.jp/docs/news/1492949.html

▼資生堂、中学生向け無料教材を開発…提供開始

https://reseed.resemom.jp/article/2023/04/17/6132.html

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【5】その他(調査・報告・論文・提言など)
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▼大学の研究成果を活用したスタートアップの設立を支援する大学関係者必読!

「大学研究成果の社会実装ケーススタディ」を取りまとめました

https://www.meti.go.jp/press/2023/04/20230414002/202304114002.html?from=mj

▼AIに特化した学習から、DXに必要なスキルを学ぶことができる実践プログラムに進化

~デジタル推進人材の育成のためのデータ付きケーススタディ教材の提供を開始します~

https://www.meti.go.jp/press/2023/04/20230414001/20230414001.html?from=mj

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~今回のメールマガジンは以上です~
次回の配信は2023年4月28日(金)を予定しています。

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