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2023.04.07

VOL164 ELPAメールマガジン

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VOL164 ELPAメールマガジン (2023.4.7)
特定非営利活動法人(NPO)英語運用能力評価協会
https://english-assessment.org

〒162-0806 東京都新宿区榎町39-3神楽坂法曹ビル501
Tel. 03-3528-9891(平日9:00~17:00)

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★
ELPA事務局長の白戸です。
いつもメールマガジンをご覧いただきありがとうございます。
ELPAは2023年4月でNPOとして設立20年を迎えます。
これまでの歩みとこれからの計画を
「ELPAのこれまでとこれから」としてまとめました。
https://english-assessment.org/history/

◆ELPAオンラインセミナー
▼「探究学習」をコアとした「リーディングリテラシー」力の育成
ー高校から大学へ、「探究」をコアとした高大接続教育の取り組みー
2022年度から高校では新科目「総合的な探究の時間」が導入されました。「探究学習」で育まれる、主体的に
取り組み、課題を設定・発見する力は、大学での授業で最も必要となります。そのため大学入試でも、高校での
従来のような反復学習ではなく、探究学習を前提とした総合選抜、探究型入試が採用されつつあります。
探究学習では、PISA型読解力、具体的には①「テキストに書かれた情報が取り出せる」だけではなく、②「理解・
評価(解釈・熟考)ができる」③「テキストを利用したり、テキストに基づいて自分の意見を論じたりするなどの
活用ができる」能力が必要となります。
そのPISA型読解力=リーディングリテラシーを測定評価し、その修得やスキルアップへの道筋を示すのが
「日本語リーディングリテラシーテスト」および関連教材「新読解トレーニング 日本語リーディングリテラシー
錬成BOOK」です。
本セミナーでは、「日本語リーディングリテラシーテスト」と「新・読解力トレーニング 日本語リーディング
リテラシー 錬成BOOK」のセットをご紹介します。大学入学前教育、初年次教育でご活用いただけます。
テスト、教材の作成に当たった先生方が直接解説し、参加者のみなさんからのご質問にも答えます。
(同業他社の方のご参加はお断りする場合があります。)
【講師】
・永田麗(リーディングリテラシー研究会代表・河合塾ほか国語科講師)
・堤晋介(リーディングリテラシー研究会フェロー、算数数学・SPI非言語分野オンライン学習講師)
・難波俊樹(東京富士大学准教授)
・白戸治久(日本アクティブ・ラーニング学会 未来探究部会/SIG代表)
Zoom Meetings にて開催します。 (参加無料)
セミナー概要:https://english-assessment.org/seminar230413/
【日時】2023年4月13日(木)15:00ー16:30(※ログインは開始5分前から可能)
【定員】先着50名(※定員になり次第または当日14時までで締め切り)
【参加費】無料
【お申し込み】Peatixからお申し込みください。(※無料)
https://elpa-seminar-20230413.peatix.com/

◆リーディングリテラシー研究会のHPが出来ました。
「日本語リーディングリテラシーテスト活用の手引き」
「探究学習・アクティブラーニング型授業資料集」を作成いたしました。
手引き・資料集をご希望の方は以下サイトをご覧いただき、ご連絡ください。
▼詳細はこちら▼
https://sites.google.com/view/jrlt2020/

┌───────────────────
■□ ELPAからのお知らせ □■
└───────────────────
◆2023年度会員/賛助会員募集
ELPAの趣旨・事業活動に賛同してくださる会員を募集しています。
英語教育や言語テストの評価・測定に
関心のある方であればどなたでも、ELPAの会員になっていただけます。
会員には「正会員」と「賛助会員」があり、
ELPAが開催する各種の研究会やセミナーへの参加費(動画視聴含)が無料になるほか、
ELPAの分析データやテストを研究活動に活用していただくことができます。
オンラインセミナーの過去動画視聴もできるようになります。
▼詳細はこちら▼
https://english-assessment.org/members_recruitment/

【お問い合わせ】
特定非営利活動法人 英語運用能力評価協会
担当:橋本志保 elpa@english-assessment.org
〒162-0806 東京都新宿区榎町39-3 神楽坂法曹ビル501
Tel. 03-3528-9891(平日9:00~17:00)

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目次
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【1】ELPA Pick Up教育情報
☆今週の注目情報
▼「大学入学者選抜の実態の把握及び分析等に関する調査研究」

▼「米国における教育のデータ駆動化に関する調査報告書(第二部)」

【2】ELPA 英語教育チャンネル・セミナー・テスト・教材・書籍
▼「新読解トレーニング 日本語リーディングリテラシー 錬成BOOK」▼
読解力は情報化社会に適応するために必要な総合スキルです。誤解や取り違えをすることなく相手の真意を
とらえ、文脈の中での言葉の使われ方に注意して読み解くことが肝要です。
言葉を前後の文脈から切り離しても正しい内容は理解できません。正確な内容理解に必要なのは、周囲の
記述との関係性に注意をはらい、かつ異なる情報を組み合わせたうえで、「語意」や「文意」を把握することです。
本書は20年間英語能力を評価してきたNPOが日本語文章を読み解くスキルを鍛えるために開発した、
トレーニングテキストです。
https://english-assessment.org/books/

【3】事務局からのお知らせ
▼2023年度会員募集▼
ELPAの趣旨・事業活動に賛同してくださる会員を募集しています。
https://english-assessment.org/members_recruitment/

【4】Pick Up教育セミナー・イベント・コンテンツ・サービス情報
▼NPO法人日本教育再興連盟(ROJE)五月祭教育フォーラム

【5】その他(調査・報告・論文・提言など)
▼第五次「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」について

▼大学研究力強化に向けた取組の推進(委託調査) 令和4年度 委託調査報告書

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【1】ELPA Pick Up教育情報
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◇【新しい時代の学びについて】
▼「大学入学者選抜の実態の把握及び分析等に関する調査研究」

https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/itaku/1418400_00001.htm

調査報告書

当該提言においては、実証的なデータやエビデンスに基づく政策決定の重要性が指摘されており、大学入学者

選抜方法の多様化・複雑化が進む中で、国として的確な現状分析に基づいて検討を進めるためにも、国内の

全大学・短期大学が現在実施している入学者選抜の状況について、最新の動向を網羅的に把握する必要が

ある。

以上を踏まえ、各大学が実施する大学入学者選抜について、選抜区分毎に詳細を把握し、設置主体別等の状況

分析を行う。

○入学者選抜の実態

・大学全体の全選抜方法について、選抜区分数別でみると、一般選抜 43.3%、学校推薦型選抜 26.9%、総合型

選抜 16.8%が上位にあがる。

・学校推薦型選抜の種類を入学者数別でみると、公募型が国立大学では 98.6%、公立大学では 85.8%、私立

大学では 22.1%である。私立大学において、公募型は 53.6%が他校併願可である一方、指定校は 92.3%が

専願である。

・電子出願が可能な選抜区分は一般選抜では 95.7%、総合型選抜では 75.9%、学校推薦型選抜では 73.8%

である。

https://www.mext.go.jp/content/20230331-mxt_daigakuc01-000028258_1.pdf

▼調査レポート R&A「米国における教育のデータ駆動化に関する調査報告書(第二部)」

サマリー

日本国内では、社会全体のデジタル化に向けた機運が高まっており、教育分野では、2019年に文部科学省が

「GIGAスクール構想」による教育のICT化を打ち出し、学習や指導の履歴や成績の推移などのビッグデータを

蓄積・分析することで、個々の生徒の学習状況のより深い理解、教育現場の知見の可視化、教育政策への反映

などを目指している。

本調査報告書では、第一部に引き続き、今後の国内における教育のデータ駆動化に向けた議論をより洗練された

ものにすべく、主に米国における教育プログラムの介入効果事例、データ駆動化事例、学校風土調査、

メタバースの教育分野での取り組みについて報告する。

(1)米国では、過去に実施した個々の教育プログラムの介入効果事例に関して、統一した基準のもと集約しその

内容を公開することで、教育の質向上に生かしている。学校や教員に科学的エビデンスとして信頼性の高い

情報源を提供しその活用を促進している。

(2)英国においても、教育格差が生じている生徒への支援のため、米国同様にデータプラットフォームを構築し、

政府が成績や卒業率などのデータを収集して、学校や生徒・保護者などに公開している。また、教育プログラムの

介入効果に関しても、米国同様に定量評価を実施・公開している。

(3)米国では生徒の学力向上の要因のひとつとして、学校生活における生徒の人間関係の良好性や、身体・心理

両面での安全性、学校の支援などが生徒のアウトカムに影響を及ぼしていると考えられている。そのため連邦

政府や非営利団体により学校風土調査の制度が確立されており、学校改善の取り組みを促進している。

(4)COVID-19を境に世界中でオンライン教育が普及したが、米国などの教育現場ではさらにVR教材・

メタバース授業など仮想空間を活用した教育事例が増えつつある。今後は、仮想空間内でユーザーが安心・

安全に使える環境や各種ルールの整備、仮想空間ならではのデータの取得・活用による学力や学校風土の向上

などが期待される。

https://www.kddi-research.jp/topics/2023/033102.html

▼「産学協創の充実に向けた大学等の「知」の評価・算出のためのハンドブック」を取りまとめました

https://www.meti.go.jp/policy/innovation_corp/handbook.html

産学協創の充実に向けた大学等の「知」の評価・算出のためのハンドブック

https://www.meti.go.jp/policy/innovation_corp/230329_handbook_.pdf

▼「忙しいのは教員だけではない」が大前提、学校の働き方改革進める4つのヒント

文部科学省主催フォーラムで識者が語ったこと

教育現場の働き方改革は、もはや一刻の猶予もない喫緊の課題である。しかし、従来のやり方を踏襲する傾向が

強い「学校」という職場風土が、深刻な人材不足や圧倒的な多忙さに拍車をかけている。多くの人が問題意識を

抱えていながら、業務効率化は遅々として進んでいないのが現状だ。そんな中、文部科学省主催の「学校に

おける働き方改革フォーラム」が今年も開催された。登壇した複数の有識者の言葉から、働き方改革のために

共有すべき認識が見えてきた。

https://toyokeizai.net/articles/-/662671

◇【教育改革・評価・教育データ・ICT】
▼全世代のICTリテラシー向上へ、新設の検討会で推進策を議論

総務省情報流通行政局 情報流通振興課長 田邊 光男氏

──学校教育でも、抑制的な情報モラル教育ばかりではICTを活用できません。

 これまで若年層向けの教育は、ネットのトラブル予防など、危険回避を啓発するような知識偏重になりがち

でした。今回の検討会には、構成員としてデジタルシティズンシップ教育に携わる法政大学の坂本旬教授と

国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの豊福晋平准教授にも加わってもらっています。学校だけでなく

家庭など学校外でも、どのようにリテラシーを向上していけるのか、検討会で考えていきます。

https://project.nikkeibp.co.jp/pc/atcl/19/06/21/00003/033100429/

▼(特集)GIGAスクール構想と目指す学び

(東北大学大学院/東京学芸大学大学院 教授 堀田龍也 氏)

1人1台端末が整備された環境での授業

― 1人1台端末が整備された後の授業の様子(全国の活用状況等)について教えてください。

 1人1台端末が整備されてから、「授業を変えていきたい」と先生方は前向きに取り組んでいると伺っています。

 最初の段階では、先生方も子供たちも不慣れですので、「どうやって使えば良いのだろう」「どこまで使って

良いのだろう」と悩んでいましたが、子供たちはいろいろなものを調べたり、記録したりして端末を活用している

うちに自然と慣れていきました。先生方も子供たちが端末を使いこなし始めると「子供たちがここまでできるなら、

もう少し任せてみようかな」と子供たちに委ねる時間が増え、授業が変わってきました。端末の活用が進んでいる

地域では、ずいぶんと授業が様変わりしています。先生の教える時間が徐々に減って、子供たちが自分で問題を

解決する授業に大きく変わってきています。

 一方で、まだまだ模索中の学校も多いと思います。良い実践は自治体等が作成した様々なウェブサイト等に

載っていますので、そうしたものを参考にしながら積極的に端末を活用していただくと、授業が変わってくると

思っています。

https://www.mext.go.jp/studxstyle/special/44.html

▼全ての小学校教科書にQRコード、デジタルとの「融合」進む…24年度の検定結果公表

文部科学省は28日、2024年度から小学校で使われる教科書の検定結果を公表した。申請された全11教科の

149点全点に、動画や音声などにアクセスできる「QRコード」(2次元コード)が掲載され、紙とデジタル教材の

「融合」が進んだ。新型コロナウイルスの影響で、小中学生に1人1台の学習用端末が一気に配備され、デジタル

対応が加速した。

https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20230328-OYT1T50205/

◇【英語教育・言語教育・STEAM・社会・環境】
▼英語「を」学ぶより、英語「で」学ぶ。小学校での「英語必修化」に向けて、幼児期から本当にやるべき5つのこと

英語必修化が完全実施となった当初は「2020年度に5年生だった子どもたちが中学受験を迎える時期には、

小学校で外国語として英語を学んだことが前提となるため、英語入試も本格的に解禁される」とも言われて

いました。そうなると、試験科目として英語を取り入れる学校も増えるのではと予想されていましたが、実際は

そこまで急増しなかったようです。

首都圏模試センターのデータによりますと、英語入試を実施している首都圏の私立中学は、2014年には15校

だったのに対し、2020年以降は140校を超え、2022年度は146校が英語入試を実施しています。これは

首都圏の私立中学の約半数にあたる数です。2014年に比べると約10倍と大幅に増加していますが、英語

必修化が始まった2020年以降は毎年数校の増加と落ち着いており、英語必修化による影響は関連性がない

ように読み取れます。

また、2022年度時点では、御三家、新御三家と呼ばれるような人気の難関校はどこも英語入試を取り入れて

いないというのも1つの傾向となっています。その他、英語入試を実施していたが取りやめたという学校も出て

きており、全ての学校が英語入試に向けて舵を切っているわけではなさそうです。

https://hugkum.sho.jp/466981

▼大学一般入試、24%が英語民間試験活用 文科省調べ

国公私立大学が実施した2022年度一般選抜で、入試全体のうち24.3%で英語の民間試験を合否の判定などに

用いたことが31日、文部科学省の調査で分かった。20年度の前回調査(16.4%)から7.9ポイント増えた。

調査は全国の大学約780校などを対象に実施した。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE30AQ90Q3A330C2000000/

◇【教育資料・コラム・書評】

▼47都道府県別に見る「学校数と教育費」…幼稚園・保育園、小中高が多い、少ないのはどこか?

【俯瞰して見る日本(5)】(鷲尾香一)

10万人当たり保育園の数…最多は青森県、最小は奈良県 幼稚園の数…最多は徳島県、最小は鳥取県

   2020年度の0~5歳人口10万人当たりの保育園数が最も多いのは、青森県で1042園。全国平均が

534.5園なので、青森県には全国平均の倍近い割合で保育園がある。一方、最も少ないのは奈良県の404園と

なっている。

https://www.j-cast.com/kaisha/2023/03/29457637.html

▼ディズニーが取り組む25カ国の地域社会と野生動物の保全のための支援

昨年12月、ウォルト・ディズニー・カンパニーは、昨年25カ国の地域社会と協力し、60以上の生物種を保護する

ために43の非営利団体にを(ママ)寄付したと発表し、また人と野生動物にとってより健やかな地球を目指す

ため、これまで行ってきた1億2千万ドル以上の支援を継続していくことを発表しました。ディズニーがより明るく

持続可能な未来を目指した通年の取り組み「Disney Planet Possible(ディズニー・プラネット・ポッシブル)」の

精神に基で(ママ)、これらの非営利団体の継続的な挑戦、順応性、そして社会貢献活動を支援していきます。

ここで「Disney Planet Possible(ディズニー・プラネット・ポッシブル)」の物語の一部をご紹介します。

https://www.disney.co.jp/corporate/news/2023/20230315

https://www.disney.co.jp/corporate/social-responsibility/planetpossible

▼脱ゆとりの真相、ミスター文部省・寺脇研「1992年から続く教育改革」徹底解説

2020年度実施の学習指導要領を集大成と語る訳

「2011年度の指導要領改訂は脱ゆとりだったと勘違いされている」ーー。そう話すのは、元文部科学省官僚の

寺脇研氏だ。かつて「ミスター文部省」と呼ばれ、いわゆるゆとり教育を推進したことで知られる寺脇氏に、

詰め込み教育からゆとり教育への転換、脱ゆとり教育、そして2020年度実施の学習指導要領までを振り返って

いただいた。子どもたちが自ら学び自ら考えることに主眼を置く教育へと変えるには、自身の失脚は想定内だった

と語る。

https://toyokeizai.net/articles/-/661239

▼大学進学率は上昇しても私大の半分は定員割れ

恵泉女学園大の閉学から考える“選ばれない学校”の共通点

石渡氏は、女子大が苦戦する要因について「キャリア志向を考える女子学生たちが選択肢の多い大規模校を

好む傾向が進み、小規模な女子大や短大が選択肢から外れている」と分析する。

「“女子だけで学ぶ”ことが全く無意味とは思わない。下手に共学化を図るよりも女子大学のままの方がいいという

話もある。しかし、キャリアを伸ばしていくという点で共学校がいいと考える女子学生が増えるのも当然の話だ。

大規模校だと、昭和女子大学のようにキャリア志向に対応できる学部を新設したところはまだ十分な存在意義を

示せるだろう。中間に位置する大学は“女子大学のまま”なのか“共学化の道を考える”のか、今後も変化していく

だろう」

相次ぐ女子短大や女子大学の閉学について、教育経済学が専門の慶応義塾大学教授・中室牧子氏は「別学と

共学というより、重要なのは“学ぶ中身”だ」と指摘する。

https://times.abema.tv/articles/-/10073572

▼誰も教えてくれない「学びとは何か」、学び直しブームへの「大きな違和感」

リカレント、リスキリング、探究学習…

一般的に、何か特定の対象について知りたいこと、物事の本質について見極めようとすれば、得られる知識は

どんどん詳しくなっていくものだと思われている。が、これは物知りになっただけであり、やはり「究める」とは違う。

探究の本質ではない。

それは、知識が詳しくなっていくと言うよりむしろ、問いが問いを呼び、その問いがどんどん連なって根源に迫って

いく……根源的な問いとは、つまるところ、己はなぜ存在するのかといった、自分の生き死にや自己のありように

繋がるようなものである(参考:拙書『問いの立て方』ちくま新書)。すなわち、探り究めるのは、対象ではなく自己で

なければいけないのだ。

そういう領域の問いに達して、あるいはその領域を一度は通過したことが匂ってくるような思考をもって、はじめて

「探究」と呼ぶのではないかと考える。これは、やはりこれまで述べてきた本来の「学び」に近い。

そういう意味での「探究」は、中学や高校では無理!と思うかもしれない。しかしそう考えることこそが、「学び」を

横置きしてしまっている現在の探究型学習の重大な欠陥ではないか。

ほんとうの探究……その領域で思考することは長年にわたって人生をかけなければならないことでもなければ、

知恵熱が出るくらい考えつめなきゃいけないことでもない。

https://gendai.media/articles/-/108320

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【2】ELPAのイベント・セミナー・テスト・教材・書籍
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【イベント・セミナー】
◆ELPAオンラインセミナー
▼「探究学習」をコアとした「リーディングリテラシー」力の育成
ー高校から大学へ、「探究」をコアとした高大接続教育の取り組みー
【講師】
・永田麗(リーディングリテラシー研究会代表・河合塾ほか国語科講師)
・堤晋介(リーディングリテラシー研究会フェロー、算数数学・SPI非言語分野オンライン学習講師)
・難波俊樹(東京富士大学准教授)
・白戸治久(日本アクティブ・ラーニング学会 未来探究部会/SIG代表)
Zoom Meetings にて開催します。 (参加無料)
セミナー概要:https://english-assessment.org/seminar230413/
【日時】2023年4月13日(木)15:00ー16:30(予定、※ログインは開始5分前から可能)
【定員】先着50名(※定員になり次第または当日14時までで締め切り)
【参加費】無料
【お申し込み】Peatixからお申し込みください。(※無料)
https://elpa-seminar-20230413.peatix.com/

▼『ニューノーマル時代における大学入試と入学前教育』(予定)
次回5月13日(土)に予定するセミナー(対面開催)では実際に参加者のみなさんにオンラインテストでの
不正防止用機器をお試しいただく予定です。

【ELPAテスト・教材】
▼E-Vision▼
https://english-assessment.org/evision/
▼リーディングリテラシー研究会にHPが出来ました▼
https://sites.google.com/view/jrlt2020/
▼「新読解トレーニング 日本語リーディングリテラシー 錬成BOOK」▼
読解力は情報化社会に適応するために必要な総合スキルです。誤解や取り違えをすることなく相手の真意を
とらえ、文脈の中での言葉の使われ方に注意して読み解くことが肝要です。
言葉を前後の文脈から切り離しても正しい内容は理解できません。正確な内容理解に必要なのは、周囲の
記述との関係性に注意をはらい、かつ異なる情報を組み合わせたうえで、「語意」や「文意」を把握することです。
本書は20年間英語能力を評価してきたNPOが日本語文章を読み解くスキルを鍛えるために開発した、
トレーニングテキストです。
https://english-assessment.org/books/

▼ELPAのテスト(中学・高校・大学・日本語)▼
https://english-assessment.org/test/
▼ELPAの教材・書籍・研究書▼
https://english-assessment.org/books/
▼ELPA Vision(https://english-assessment.org/books/
最新号(第8号)が刊行されました。
https://english-assessment.org/elpa-wp/wp-content/uploads/2022/07/elpavision_08.pdf
【ELPA英語教育チャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCkQro2qd3BIZLYqSJxv7ACg/videos
※各セミナー全編動画はELPA会員に公開しています。
※非公開情報、著作権等の関係で公開していないセミナーもあります。

【イベント・セミナー・テスト・教材に関するお問い合わせ】
特定非営利活動法人 英語運用能力評価協会
橋本 shiho@english-assessment.org
〒162-0806 東京都新宿区榎町39-3 神楽坂法曹ビル501
Tel. 03-3528-9891(平日9:00~17:00)

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【3】ELPA事務局からのお知らせ
──────────────────────────────
【ELPA会員/賛助会員募集】
ELPAの趣旨・事業活動に賛同してくださる会員を募集しています。
英語教育や言語テストの評価・測定に
関心のある方であればどなたでも、ELPAの会員になっていただけます。
会員には「正会員」と「賛助会員」があり、
ELPAが開催する各種の研究会やセミナーへの参加費(動画視聴含)が無料になるほか、
ELPAの分析データやテストを研究活動に活用していただくことができます。
*オンラインセミナーの過去動画視聴もできるようになります。
▼詳細はこちら▼
https://english-assessment.org/members_recruitment/

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【4】ELPA Pick Up教育セミナー・イベント・コンテンツ・サービス情報
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【教育関係セミナー・イベント】

▼4/15高校向け教育 ICT セミナー

宮城県の 1 人 1 台環境整備と実践事例

https://rsvp.withgoogle.com/events/gfe-20230415

▼4月22日(土)開催 成蹊教育フォーラムinつくば“グローバル時代の人間教育”

https://www.seikei-alumnet.jp/information/20230301-01.html

▼4/22「高大接続改革と探究学習の可能性

〜地方国立大学アドミッション部門の立場から〜」

https://tankyu03.peatix.com/

▼NPO法人日本教育再興連盟(ROJE)五月祭教育フォーラム

 5月14日(日) 14:00~17:00

 五月祭教育フォーラム2023

「個別最適な学び」の核心に迫る~ひとりひとりに向き合う教育のこれから~

お申込フォーム https://forms.gle/CPLFpRXT9x6TnAnQ9

▼「情報教育セミナー2023」のご案内

ICT端末1人1台のGIGAスクール構想の推進により、AI時代の教育の推進に向けて教育実践が大きく進展して

きたものの、各学校、学校段階、各教科、指導者によって格差が見られます。令和6年度から学習者向けデジタル

教科書・教材の本格導入を迎えることとなりますが、”主体的・対話的で深い学び“の実現に向けて効果的な

実践が展開されるよう、全体のテーマを「学習者起点の”学び“の展開(仮)」とし、講演に加えて情報教育に関する

具体的な取組みについて実践事例発表等を行う場としてパネルディスカッションと実践研究発表会を実施します。

基調講演では、「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実(仮)」と題して、GIGAスクール構想を踏まえ、

これからの“学び”の課題と展望についてご講演いただきます。

パネルディスカッションでは、1人1台端末の教育実践を踏まえた学習者起点の“学び”をどのように進めていく

べきか。育成すべき資質・能力、ICTの活用方法、デジタル教科書、授業改善などについて、様々な立場の

登壇者にご意見を頂き、議論を深めて頂きます。

ソーシャルディスタンスの確保など感染予防に十分配慮した上でオンライン配信も併用して実施します。多くの

教員、教育行政その他の教育関係者がご参加くださることを期待します。

https://gakujoken.or.jp/ghp/seminer2023/

【教育コンテンツ・サービス】

▼早稲田大学、XR技術を活用した学習教材の実証研究を本格始動

https://ict-enews.net/2023/04/04waseda-3/?utm_source=mail&utm_medium=email&utm_campaign=20230404

▼『高校生のための「国語」学習図鑑』を学事出版より刊行。ようこそ、国語学習の魅力あふれる世界へ!

教育書を幅広く刊行する学事出版株式会社(本社:東京都千代田区)は、『高校生のための「国語」学習図鑑』

(大滝一登監修・編著)を刊行いたしました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000083442.html

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【5】その他(調査・報告・論文・提言など)
──────────────────────────────
▼第五次「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」について

https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/mext_00072.html

▼大学研究力強化に向けた取組の推進(委託調査) 令和4年度 委託調査報告書

https://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/daigakukenkyuryoku/itakuchosa01_0000001.html

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~今回のメールマガジンは以上です~

次回の配信は2023年4月14日(金)を予定しています。

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【発行】特定非営利活動法人 英語運用能力評価協会
〒162-0806 東京都新宿区榎町39-3 神楽坂法曹ビル501
Tel: 03-3528-9891(9:00~17:00受付、土・日・祝祭日を除く)
Fax: 03-3528-9892
MAIL:https://english-assessment.org/contact/

<ELPA営業時間中のお問い合わせについて>
ELPAではテレワークを導入しており、電話に出られない場合がございます。
お急ぎの際は、080-4724-6046までご連絡ください。
※このメールマガジンは過去にELPAの職員が名刺交換、ご挨拶した方、
お問合せをいただいた方、ELPAの催しに申し込んでいただいた方へお送りしています。
※1週間ごとに発行の予定です。
※URLの掲載記事が、期限切れになっている場合はどうぞご容赦ください。
※特別号が出る場合があります。
※メールアドレスの変更およびご不要の際は、末尾のアドレスまでお知らせください。
※掲載希望の情報・お問い合わせは以下へお送りください。
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