VOL151 ELPAメールマガジン
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VOL151 ELPAメールマガジン (2022.12.28)
特定非営利活動法人(NPO)英語運用能力評価協会
https://english-assessment.org
☆HPが新しくなりました
〒162-0806 東京都新宿区榎町39-3神楽坂法曹ビル501
Tel. 03-3528-9891(平日9:00~17:00)
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ELPA事務局長の白戸です。
本年もメールマガジンをご覧いただき、ありがとうございました。
今年の最終号となります。新年は1月11日(水)発行の予定です。
<冬季休業(年末年始休み)のお知らせ>
2022年12月29日(木)~2023年1月4日(水)まで
※2023年1月5日(木)より通常業務を開始致します。
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■□ ELPAからのお知らせ □■
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▼ELPAオンラインセミナー
2月11日(土・祝)14:00~15:30
深い学びを育成・評価するクリティカル・リテラシー~問いが生まれる学びとは~
巷間聞かれる言葉として「クリティカル・シンキング」がありますが、最近特に言語教育の中で
「クリティカル・リーディング」が言われ始めています。「クリティカル・リーディング」に必要なのが
本セミナーのテーマである「クリティカル・リテラシー」です。「クリティカル・リテラシー」とは、
批判性、創造性をもって言語をメディアとして運用するコア能力と言えます。リテラシーをきたえる
ことで、自覚的に問いが立てられる人材育成に寄与することができるのではないでしょうか。
教育工学、英語教育学が専門の講師にお話を聞きます。参加のみなさんに事前に質問を
出していただいて、フリーディスカッションも予定しています。
情報教育・探究学習・進路指導担当の高等学校教員、教育工学研究および初年次・キャリア
教育担当の大学教員・職員、探究学習に興味のある企業・一般の方々、高校生・高専生・
大学生のみなさんを対象とします。Zoom Meetingsにて開催します。(参加無料)
セミナー概要https://english-assessment.org/seminar230211/
【講師】清水公男(文京学院大学教授、ELPAアドバイザー)
専門:教育工学(授業研究・教育方法学・教育評価等)、英語教育学【定員】
先着100名(※定員になり次第または前日13時までで締め切り)
【お申し込み】
Peatixからお申し込みください。(※無料)
https://elpa-seminar-20230211.peatix.com/
【セミナーお問い合わせ】
特定非営利活動法人 英語運用能力評価協会
担当:橋本志保 elpa@english-assessment.org
〒162-0806 東京都新宿区榎町39-3 神楽坂法曹ビル501
Tel. 03-3528-9891(平日9:00~17:00)
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目次
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【1】ELPA Pick Up教育情報
☆今週の注目情報
▼第7回 教育未来創造会議ワーキング・グループ
▼「令和の日本型学校教育」を担う教師の養成・採用・研修等の在り方について~
「新たな教師の学びの姿」の実現と、多様な専門性を有する質の高い教職員集団の形成~
(答申)(中教審第240号)
【2】ELPA 英語教育チャンネル・セミナー・テスト・教材・書籍
▼ 【E-Vision】
https://english-assessment.org/evision/
▼「新読解トレーニング 日本語リーディングリテラシー 錬成BOOK」
https://english-assessment.org/books/
リーディングリテラシー研究会のHPが出来ました。
https://sites.google.com/view/jrlt2020/
【3】事務局からのお知らせ
<冬季休業(年末年始休み)のお知らせ>
2022年12月29日(木)~2023年1月4日(水)まで
※2023年1月5日(木)より通常業務を開始致します。
【4】Pick Up教育セミナー・イベント・コンテンツ・サービス情報
▼「映像字幕コンペティション」2022年12月15日よりエントリー開始!!
https://sites.google.com/view/fscompetition/top
【5】その他(調査・報告・論文・提言など)
▼令和3年度子供の学習費調査
幼稚園から高校まで「全て私立」1838万円―文科省の学習費調査 : 小学校の公私格差4.7倍
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【1】ELPA Pick Up教育情報
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【新しい時代の学びについて】
1▼第7回 教育未来創造会議ワーキング・グループ 配布資料
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kyouikumirai/sozo_mirai_wg/dai7/siryou.html
1.コロナ後の新たな留学生受入れ・派遣方策
(1)外国人留学生の受入れ方策
[1]日本への留学機会の創出
[2]入学段階での要件・手続きの柔軟化
[3]国内大学の教育研究環境の質及び魅力の向上
[4]適切な在籍管理の徹底、技術流出防止対策の強化
(2)日本人学生の海外派遣方策
[1]高校から大学院段階までを通じた日本人学生派遣の推進
[2]初等中等教育段階における英語教育・国際理解教育の推進
(3)国際交流の推進
2.留学生の卒業後の活躍に向けた環境整備
(1)外国人留学生等の高度専門人材の定着率の向上
[1]留学生の就職促進に向けた取組促進
[2]企業風土の改善、環境の充実
[3]関連する在留資格の運用の見直し
(2)日本人学生の就職円滑化に向けた環境整備
3.教育の国際化の推進
(1)国内大学等の国際化
(2)外国人材の活躍に向けた教育環境整備
(3)国内大学の海外分校や高専をはじめとする日本型教育の輸出
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kyouikumirai/sozo_mirai_wg/dai7/siryou1.pdf
2▼「令和の日本型学校教育」を担う教師の養成・採用・研修等の在り方について~
「新たな教師の学びの姿」の実現と、多様な専門性を有する質の高い教職員集団の形成~
(答申)(中教審第240号)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/079/sonota/1412985_00004.htm
https://www.mext.go.jp/content/20221219-mxt_kyoikujinzai01-1412985_00004-1.pdf(本文)
https://www.mext.go.jp/content/20221219-mxt_kyoikujinzai01-1412985_00004-2.pdf(概要)
・令和の学校教育を担う「新たな教師の学びの姿」中教審答申
2025年度までに実施される改革は「新たな教師像と教師に求められる資質能力」「多様な
専門性を有する質の高い教職員集団の形成」「教員免許の在り方」「教員養成大学・学部、
教職大学院の在り方」
「教師を支える環境整備」の5項目。
このうち、教師に求められる資質能力については「教職に必要な素養」「学習指導」「生徒指導」
「特別な配慮や支援を必要とする子供への対応」「ICTや情報・教育データの利活用」の5項目に
再整理された。
https://reseed.resemom.jp/article/2022/12/21/5278.html
3▼質の高い教師の確保のための教職の魅力向上に向けた環境の在り方等に関する調査
研究会(第1回)配布資料
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/181/mext_00005.html
質の高い教師の確保のための教職の魅力向上に向けた環境の在り方等の現状に関する
参考資料
https://www.mext.go.jp/content/20221220-mxt_zaimu-000026568_04.pdf
※令和4年度教育委員会における学校の働き方改革のための取組状況調査結果
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/uneishien/detail/1407520_00010.htm
4▼教科書・教材・ソフトウェアの在り方ワーキンググループ(第6回)配布資料
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/089/siryo/mext_00008.html
個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた
教科書・教材・ソフトウェアの在り方について(案)
https://www.mext.go.jp/content/20221223-mxt_kyokasyo02-000026751_01.pdf
【評価・教育データ・教育改革】
5▼生涯学習分科会(第122回) 配付資料
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo2/siryou/1422064_00019.htm
次期教育振興基本計画策定に向けた検討状況
[1] 改正教育基本法の基本理念、現行計画の成果と課題、国内状況の変化、国際環境の
変化等を踏まえた今後の教育政策に関する基本的な方針について。特に、オンライン教育を
活用する観点など「デジタル」と「リアル」の最適な組合せ、及び、幼児教育・義務教育の基礎の
上に、高等学校、大学、高等専門学校、専門学校、大学院まで全体が連続性・一貫性を持ち、
社会のニーズに応えるものとなる教育や学習の在り方について
[2] 上記の基本的な方針を踏まえた、生涯を通じたあらゆる教育段階における、今後5年間の
教育政策の目指すべき方向性と主な施策について
[3] 学校内外において、生涯を通じて学び成長し、主体的に社会の形成に参画する中で、共生
社会の実現を目指した学習を充実するための環境づくりについて
[4] 第3期教育振興基本計画及びその点検結果を踏まえつつ、多様な教育データをより有効な
政策の評価・改善に活用するための方策について
https://www.mext.go.jp/content/221216-mxt_syogai03-000026520_1.pdf
6▼GIGAスクール構想 × 年度更新
(新潟市教育委員会 指導主事 片山敏郎 氏)
年度更新をする際に必要な準備やその時期
『教育委員会は、できるだけ早く現場の先生たちに見通しを示す』
― 年度更新をスムーズに行う上で、どの時期にどんな準備をするのがよいでしょうか。
子供たちが端末を使えない期間をできるだけ短くするために、教育委員会が見通しをもって
計画を立て、現場への見通しを示すことが何よりも重要だと思います。そのためには、遅くとも
1月の早い時期には、年度更新の基本的な考え方や方法などを周知していくことが必要です。
ただ、端末の物理的な移動については、教職員の人事異動が確定した後の3月末頃に
実施するため、非常にタイトなスケジュールになります。ですから、ある程度のざっくりした
方向性だけでも、1月に現場へ周知しておいて、3月末に最終確定をするという流れになると
思います。これに関しては、計画通りにいかないことも多く、難しいところです。
また、新1年生や新規採用職員のアカウントの作成や異動に伴うアカウントの変更についても、
非常にタイトなスケジュールになるので、可能であれば校務支援システム等とデータ連携を
するなど、やりやすい環境を整えていく必要があります。代表的な校務支援システムは、
学習eポータルと名簿のデータを連携できるようにバージョンアップを進めていますし、中には、
すでにデータ連携ができており、年度更新の負担を軽減している自治体もあります。データ
連携ができるかどうかは、作業量に大きな影響が出ますので、技術進化の動向を注視しながら、
校務支援システムの更新計画も視野にいれておく必要があります。教育委員会はよりよい方法を
模索しながら、必要な予算を獲得できるように改善を繰り返していくことが大事だと思います。
https://www.mext.go.jp/studxstyle/special/41.html
7▼GIGA スクール構想に基づく1人1台端末環境下でのコンピュータ教室の在り方について
1人1台端末環境下で学ぶ中で更に発展的に学習に取り組む意欲を持った児童に対応するため、
コンピュータ教室に高性能な端末を用意しておくことも考えられます。
また、「経済財政運営と改革の基本方針 2022 新しい資本主義へ~課題解決を成長の
エンジンに変え、持続可能な経済を実現~」(令和4年6月7日閣議決定)第4章「5.経済社会の
活力を支える教育研究活動の推進」においては、「発達段階も踏まえつつ、同一の年齢・内容・
教材等の前提に過度にとらわれず、全ての学校段階において、探究・STEAM・起業家教育等の
抜本強化を図る」とされています(別添5)。こうした中、小・中・高等学校を通じて、教育課程の
内外においてSTEAM教育などを積極的に推進していく上でも、コンピュータ教室を発展的に
充実させる形で、いわゆるファブスペースなどを整備することも考えられます。
https://www.mext.go.jp/content/000207291.pdf
GIGAスクール構想の実現について
https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00001.htm
8▼「全国校則一覧」サイトつくる高校生が「校則は社会課題の教科」と語る理由書
1400以上の公立高等学校の校則をウェブで公開
近年、いわゆる「ブラック校則」が社会問題化しており、2022年12月6日に公表された新たな
生徒指導提要にも、校則の運用や見直しに関する記述が盛り込まれた。こうした中、全国の
公立高等学校の校則をデータベース化し、ウェブ上で公開している現役高校生がいる。この
活動を始めた神谷航平さんに、その狙いや校則における課題などについて聞いた。
現役高校生が「全国の校則」のデータベース化を始めた訳
昨今、「ブラック校則」をめぐって学校と生徒たちの間でさまざまな葛藤や摩擦が起きており、
中には訴訟問題に発展するケースもある。学校生活を離れた社会人から見ても、なぜこんな
校則がいまだにあるのかと理解できないものも少なくない。
こうした中、12年ぶりに改訂された新たな生徒指導提要には、「児童生徒の実態にそぐわない
厳しすぎる校則等」には児童生徒の成長・発達にマイナスに働くケースがあることや、学校の
ホームページに校則を掲載して周知することが望ましいとする指摘などが加わった。
一方で、以前から“校則の見える化”を行うウェブサイトがある。情報公開請求で集めた全国の
公立高校の校則を公開している「全国校則一覧」だ。サイト運営を始めた2021年秋から
現在までに、校則データを公開した高校の数は、なんと1400以上に上る。
同サイトは「Change of Perspective(チェンジ・オブ・パースペクティブ)」という団体が運営しており、
インターネットを通じて集まった有志の中高生や大学生、大人のボランティア15人が管理・運営に
携わっている。この活動を率いるのが、代表者の神谷航平さん(17)だ。群馬県在住の高校2年生
である。
https://toyokeizai.net/articles/-/638705
9▼全国学力調査、なぜコンピューターで!?
1人1台端末で2024年度から「順次」
コンピューター使用型テストは、英文(Computer Based Testing)の頭文字をとってCBTとも
呼ばれます。全国学力調査のCBT化は、文科省「全国的な学力調査のCBT化検討ワーキング
グループ(WG=作業部会)」が2021年7月の報告書(最終まとめ)で24年度から順次、CBTを
導入するよう提言しました。
背景には、新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけにした「GIGAスクール構想」で1人1台
端末が実現し、全国の小中学校でCBTを行う環境が整ったことがあります。2023年度は中学校
英語(3年に1度)でも「話すこと」調査をオンライン方式で実施する予定です(4月18日から
5月26日まで)。
https://benesse.jp/kyouiku/202212/20221221-1.html
【英語教育・言語教育】
10▼「本当に使える英語」を求めて~「英語コンプレックス」に振り回されない学びのかたち
鳥飼玖美子(立教大学名誉教授)
子どもたちは、親からも先生からも「グローバル化社会を生き抜くために英語は必須」と言われ、
英語で良い成績を取らなければと、大きなプレッシャーを感じています。けれども、なぜ
英語だけが特別扱いされるのでしょうか? 私は英語が好きだった一方、数学がとても
苦手でしたから、中高時代に「これからは理系の時代だ、数学は必須だ」と言われていたら、
つらかったと思います。英語がたまたま好きで得意な人が受験で得をし、そうでない人は不利な
目に遭うというのは、不公平ではないでしょうか。
――とはいえ、英語は入試でも鍵となる科目ですし、やはりグローバル化社会を生き抜く
ためには英語が必要なのではないでしょうか。
「グローバル化社会には英語」とは、必ずしも言えないと思います。グローバル化が進んでいる
はずの現代の日本社会で、日常的に英語を使う日本人はどれだけ増えたでしょうか。一時期、
一部企業で英語を社内公用語にしたり、就職試験や昇進試験でTOEIC(Test of English for
International Communication)の点数を重視したりする動きがありましたが、「英語はできる
けれど、商談がまとめられない」というケースが相次ぎました。このため最近では仕事の能力
重視に回帰し、英語が必要な仕事は通訳・翻訳の専門家を正規に雇用して任せるという方向に
変化してきています。特にグローバルな製薬会社や企業などでは社内に通訳翻訳室を設けて
います。観光業でも、日本を訪れる外国人の多くは中国、台湾、韓国を中心とするアジア系
ですから、中国語や韓国語などができる人材を求めています。また、日本に増えているアジアや
中東、南米諸国からの労働者に対しては、英語よりも彼らの母語や、「やさしい日本語」での
コミュニケーションが有用です。
グローバル化社会はけっして英語一辺倒ではなく、むしろ多言語多文化社会です。英語が
苦手なら、別の外国語に挑戦したり、他の得意科目で挽回したりすればいいと思います。私が
子どもたちに伝えたいメッセージは、「英語だけで人生は決まらないから、安心しなさい。
自分らしく生きなさい」です。
https://imidas.jp/jijikaitai/f-40-237-22-12-g907
11▼日本人の47%は月に1冊も本を読まない、社会人の46%は社外で勉強しない…
日本のITスキルが他国より低い“納得の理由”
『メタバースと経済の未来』より #2
大学で教えていると分かることですが、講義に関わること以外は一切勉強しないし、知的な本を
一切読まないという学生が半分くらいいます。小説だけでも読む学生はまだマシに思えます。
比較的時間のある学生時代に本を読まないくらいだから、社会人になったらどうかは推して
知るべしでしょう。実際、文化庁の平成30年度「国語に関する世論調査」によれば、月に1冊も
読書をしない人の割合は47%です。
https://bunshun.jp/articles/-/59538
【STEAM・社会・文化・環境】
12▼問われるのは大人の意識、「本物のシティズンシップ教育」を阻むものとは
選挙権は与えたのに…「18歳は未熟な存在」?
2022年4月に成年年齢が18歳に引き下げられたこともあり、主権者教育ともいわれる
「シティズンシップ教育」の重要性は増している。成年年齢引き下げと同じタイミングで、
高等学校では新学習指導要領によって「公共」が必修化された。これによって期待されるのは、
現代社会のさまざまな課題に主体的に向かう力を伸ばすことだ。正解のない問いを考える
学びには、どんな取り組みが有効なのか。公共の学習指導要領解説の作成にも携わった
黒崎洋介氏に、今、教員に求められる役割を聞いた。
https://toyokeizai.net/articles/-/640221
【教育資料・コラム・書評】
13▼「デジタルスキル標準」をとりまとめました!(経済産業省)
「デジタルスキル標準」は、ビジネスパーソン全体がDXに関する基礎的な知識やスキル・
マインドを身につけるための指針である「DXリテラシー標準」、及び、企業がDXを推進する
専門性を持った人材を育成・採用するための指針である「DX推進スキル標準」の2種類で
構成されています。
「DXリテラシー標準」(2022年3月29日公表済):全てのビジネスパーソンが身につけるべき
能力・スキルの標準
「DX推進スキル標準」(2022年12月21日公表): DXを推進する人材の役割や習得すべき
スキルの標準
なお、「デジタルスキル標準」で扱う知識やスキルは、共通的な指標として転用がしやすく、かつ、
内容理解において特定の産業や職種に関する知識を問わないことを狙い、可能な限り汎用性を
持たせた表現としています。そのため、個々の企業・組織への適用にあたっては、各企業・組織の
属する産業や自らの事業の方向性に合わせた具体化が求められることに留意する必要が
あります。
3.「DXリテラシー標準」について
(1)「DXリテラシー標準」のねらい
社会環境・ビジネス環境の変化に対応するために、企業・組織を中心に社会全体のDXが
加速する中で、人生100年時代を生き抜くためには、組織・年代・職種を問わず、働き手一人
ひとりが自身の責任で学び続けることが重要です。
「DXリテラシー標準」は、働き手一人ひとりがDXに参画し、その成果を仕事や生活で役立てる
うえで必要となるマインド・スタンスや知識・スキルを示す、学びの指針として策定しました。
https://www.meti.go.jp/press/2022/12/20221221002/20221221002.html
14▼増加する「Fランク大学」、“ボーダーフリー”時代の大学の選び方
2030年の大学入試(5)
大学新入生の2割程度を占めるこの10万人の枠に入ることが、中学受験をして中高一貫校に
入った生徒とその保護者にとってはボーダーラインといえるかもしれない。
そうなると、「MARCH」よりも入学が容易な約3万人の「日東駒専」(日本大・東洋大・駒澤大・
専修大)や約2万人の産近甲龍(京都産業大・近畿大・甲南大・龍谷大)クラスの大学にまで
「全入化」の波は、早晩打ち寄せる可能性があり、こうした中堅大は微妙な立ち位置になるだろう。
「偏差値」が無力化し機能しなくなったとき、多くの大学は“横並び”になる。そうした状況で、
受験生はどのように大学を選ぶのか。いま「偏差値52.5の壁」という言葉がある。平均である
偏差値50より1ランク上にあることも示唆的ではあるが、このラインより下の大学では、大学
選びが学びたいことよりも就職や資格取得を意識する(せざるを得ない)圧力が強まるという
境目を示す。
https://diamond.jp/articles/-/314990
15▼「ChatGPT」ってどんなもの? 話題の対話型AIから考える人間とAIの向き合い方
アメリカで人工知能について研究を行うOpenAIが開発したChatGPTは、AIテクノロジーを
活用した自然言語処理ツールであり、人間を相手にしているときと同じような会話を可能にする
などの機能を
備えた対話型AIチャットボット。2022年11月30日(米国時間)にローンチ後、わずか6日で
100万ユーザーを突破したことがOpenAI CEOのサム・アルトマンによって、Twitterで報告されて
いる。
ChatGPTについて、OpenAIは「次々と発せられる質問に答えたり、自分の間違いを認めたり、
間違った前提に異議を唱えたり、不適切な要求を拒否したりすることが可能」と説明している。
問いかけは日本語でも可能。また現在はトライアル期間であるため、サイトに登録すれば誰でも
無料で利用できる。
基本的にAIはなんらかの学習データを元に機械学習を行うことでその精度を高めていく。
OpenAIによると、ChatGPTでは、人間のフィードバックを反映させた強化学習(RLHF)を
使用してAIの訓練が行われている。その過程では人間のAIトレーナーたちがユーザーと
AIアシスタントの両方の役割を演じながら会話して、学習データを作成しており、それが
ChatGPTに提供されている。
ChatGPTは、ユーザーが入力した簡単な質問に答えることができるほか、特定のキーワードを
入力すれば、それに応じて商品名やそのコピーを作ったり、レストランのレビューやエッセイを
作成したり、難解な文章や人物の歴史の要約などもできる。また、AIアートのプロンプトを
作成したり、コードを作成するといったこともでき、さまざまな用途で活用できる。
https://i4u.gmo/p7Ztu
・対話型AI「ChatGPT」に宿題を丸投げする子供たち。天才エンジニアが予測する2023年の
「意外な格差」と日本の未来像
OpenAIが証明しているのは、巨大なニューラルネットワークに人類の叡智を詰め込んでしまえば、
通常の人間よりも遥かに知識が豊富な人工知能が出来てしまうということです。
既に、簡単なエッセイや説明文を書くことは出来るし、プログラミングも出来るので、これにより
さらなる人が職を失うことは確実です。実際、VC(Venture Capitalist)をしている私の長男は、
GPT-3を使って投資先の評価をしたり、CEO向けのレポートを作ったりしていますが、これは
本来であれば人を雇って行う仕事です。
ChatGPTの誕生により、宿題をChatGPTにやらせる子供達が出てくることは確実で、教師も
それを前提にした課題の作成をしなけれなならない時代になりました。
人工知能の誕生により、「勉強なんかしなくて良い」「勉強なんかする必要がない」と考える
子供達が増えることも確実で、それによって、「ちゃんと勉強した人」と「そうでない人」との開きが
さらに大きくなる可能性があると私は思います。
https://www.mag2.com/p/news/560956
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【2】ELPAのイベント・セミナー・テスト・教材・書籍
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【イベント・セミナー】
▼ELPAオンラインセミナー
2月11日(土・祝)14:00~15:30
深い学びを育成・評価するクリティカル・リテラシー~問いが生まれる学びとは~
巷間聞かれる言葉として「クリティカル・シンキング」がありますが、最近特に言語教育の中で
「クリティカル・リーディング」が言われ始めています。「クリティカル・リーディング」に必要なのが
本セミナーのテーマである「クリティカル・リテラシー」です。「クリティカル・リテラシー」とは、
批判性、創造性をもって言語をメディアとして運用するコア能力と言えます。リテラシーをきたえる
ことで、自覚的に問いが立てられる人材育成に寄与することができるのではないでしょうか。
教育工学、英語教育学が専門の講師にお話を聞きます。参加のみなさんに事前に質問を
出していただいて、フリーディスカッションも予定しています。
情報教育・探究学習・進路指導担当の高等学校教員、教育工学研究および初年次・キャリア
教育担当の大学教員・職員、探究学習に興味のある企業・一般の方々、高校生・高専生・
大学生のみなさんを対象とします。Zoom Meetingsにて開催します。(参加無料)
セミナー概要https://english-assessment.org/seminar230211/
【講師】清水公男(文京学院大学教授、ELPAアドバイザー)
専門:教育工学(授業研究・教育方法学・教育評価等)、英語教育学【定員】
先着100名(※定員になり次第または前日13時までで締め切り)
【お申し込み】
Peatixからお申し込みください。(※無料)
https://elpa-seminar-20230211.peatix.com/
【ELPAテスト・教材】
▼E-Vision
https://english-assessment.org/evision/
▼リーディングリテラシー研究会にHPが出来ました。
https://sites.google.com/view/jrlt2020/
▼「新読解トレーニング 日本語リーディングリテラシー 錬成BOOK」9月20日刊行
読解力は情報化社会に適応するために必要な総合スキルです。
誤解や取り違えをすることなく相手の真意をとらえ、文脈の中での言葉の使われ方に注意して
読み解くことが肝要です。
言葉を前後の文脈から切り離しても正しい内容は理解できません。
正確な内容理解に必要なのは、周囲の記述との関係性に注意をはらい、かつ異なる情報を
組み合わせたうえで、「語意」や「文意」を把握することです。
本書は20年間英語能力を評価してきたNPOが日本語文章を読み解くスキルを鍛えるために
開発した、トレーニングテキストです。
https://english-assessment.org/books/
▼ELPAのテスト(中学・高校・大学・日本語)
https://english-assessment.org/test/
▼ELPAの教材・書籍・研究書
https://english-assessment.org/books/
▼ELPA Vision(https://english-assessment.org/books/)
最新号(第8号)が刊行されました。
https://english-assessment.org/elpa-wp/wp-content/uploads/2022/07/elpavision_08.pdf
【ELPA英語教育チャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCkQro2qd3BIZLYqSJxv7ACg/videos
※各セミナー全編動画はELPA会員に公開しています。
※非公開情報、著作権等の関係で公開していないセミナーもあります。
【イベント・セミナー・テスト・教材に関するお問い合わせ】
特定非営利活動法人 英語運用能力評価協会
橋本 shiho@english-assessment.org
〒162-0806 東京都新宿区榎町39-3 神楽坂法曹ビル501
Tel. 03-3528-9891(平日9:00~17:00)
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【3】ELPA事務局からのお知らせ
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<冬季休業(年末年始休み)のお知らせ>
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼を申し上げます。
ELPAでは、誠に勝手ながら本年度の冬季休暇を下記の日程とさせていただきます。
大変ご迷惑をおかけ致しますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
2022年12月29日(木)~2023年1月4日(水)まで
※2023年1月5日(木)より通常業務を開始致します。
休業期間中にいただいたお問い合わせについては、営業開始日以降に順次回答させて
いただきます。
皆様には大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解の程お願い申し上げます。
<ELPA会員募集>
▼ELPAの趣旨・事業活動に賛同してくださる会員を募集しています。
英語教育や言語テストの評価・測定に関心のある方であればどなたでも、
ELPAの会員になっていただけます。
会員には「正会員」と「賛助会員」があり、
ELPAが開催する各種の研究会やセミナーへの参加費(動画視聴含)が無料になるほか、
ELPAの分析データやテストを研究活動に活用していただくことができます。
*オンラインセミナーの過去動画視聴もできるようになります。
https://english-assessment.org/members_recruitment/
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【4】ELPA Pick Up教育セミナー・イベント・コンテンツ・サービス情報
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<教育関係セミナー・イベント>
▼1/6【第2回】情報Iにおける「主体的・対話的で深い学び」を行うためのヒント
高等学校「情報I」オンライン学習会【 第2回 】情報Iにおける「主体的・対話的で深い学び」を
行うためのヒントを下記日程で開催します。
奮ってご閲覧ください。
1.開催日時:令和5年1月6日(金曜日)15時30分~16時30分
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_02090.html
▼1/20実社会との接点を重視した課題解決型学習プログラムに係る実践研究」(令和4年度)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/shukensha/mext_00002.html
▼1/21「第24回 神奈川大学英語教育研究大会」開催
-英語教員に求められる文法力・文法指導力-
https://www.kanagawa-u.ac.jp/news/details_25991.html
▼1/21 2022年度日本生徒指導学会 関東支部会 第13回研究会
http://open.shonan.bunkyo.ac.jp/~arai/
▼2/7 学校施設の防災対策セミナー2022 水害リスクを踏まえた学校施設の水害対策の推進
https://www.mext.go.jp/a_menu/shisetu/events/1409298_00002.htm
▼AI時代の教育学会 第3回「コンピュータサイエンスSIG」
【日 時】令和5年2月23日(木)14:00~
【テーマ】「認知科学の観点からみたプログラミング教育」(仮)
【講 師】今井むつみ(慶応義塾大学教授)
【実施方法】オンライン・対面 ハイブリッド開催
【会 場】一橋講堂・貴賓室
【参加費】無料(要事前申込、定員充足まで先着順)
【申 込】https://eduaiera.org/comsig3/
<教育コンテンツ・サービス>
▼「映像字幕コンペティション」
2022年12月15日よりエントリー開始!!
https://sites.google.com/view/fscompetition/top
◆応募はこちらから
https://sites.google.com/view/fscompetition/%E5%BF%9C%E5%8B%9F
▼「気候予測データセット2022」及び解説書の公表について
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01162.html
https://diasjp.net/ds2022/
▼東洋経済が厳選、「これだけは読んでおくべき」教育関係者にお薦めしたい10冊
2022年がわかる、23年に備える教育トレンド
https://toyokeizai.net/articles/-/638870
▼外国語学習にも使える!常時接続の専用SIMを内蔵したVascoの音声翻訳機
「Translator V4」
https://dime.jp/genre/1519123/
▼見た目はただのペンなのに72の言語のリアルタイム翻訳に対応したボイスレコーダー付き
音声翻訳機「Recoder028」
https://dime.jp/genre/1519843/
▼現行の学習指導要領に対応した算数・数学の問題約900問を追加 「数検」の公式オンライン
学習サービス「スタギア数検」 小3~6と高1の学習コンテンツを12/21に提供開始
https://www.atpress.ne.jp/news/339760
▼【保護者1,200名に聞いた】2022年の学習や教育に関するキーワード調査
~保護者が特に重要だと思うキーワードは「社会でいきる力」~
https://corp.atama.plus/news/2643/
▼2023年、「日商ビジネス英語検定」が生まれ変わります
~スピーキングとリスニングを導入し「即答力」重視の試験に~
https://www.jcci.or.jp/news/jcci-news/2022/1223110000.html
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【5】その他(調査・報告・論文・提言など)
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▼結果の概要-令和3年度子供の学習費調査
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/mext_00001.html
調査結果の概要
各校種の「学習費総額」は,以下のとおりとなりました。
公立幼稚園 16万5,126円(前回 22万3,647円)
私立幼稚園 30万8,909円(前回 52万7,916円)
公立小学校 35万2,566円(前回 32万1,281円)
私立小学校 166万6,949円(前回159万8,691円)
公立中学校 53万8,799円(前回 48万8,397円)
私立中学校 143万6,353円(前回140万6,433円)
公立高等学校(全日制) 51万2,971円(前回 45万7,380円)
私立高等学校(全日制) 105万4,444円(前回 96万9,911円)
https://www.mext.go.jp/content/20221220-mxt_chousa01-000026656_1a.pdf
・幼稚園から高校まで「全て私立」1838万円―文科省の学習費調査 : 小学校の公私格差4.7倍
https://www.nippon.com/ja/japan-data/h01542/
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回のメールマガジンは以上です。
※次回の配信は2023年1月11日(水)を予定しています。
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