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2022.12.07

VOL148 ELPAメールマガジン

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VOL148 ELPAメールマガジン (2022.12.7)
特定非営利活動法人(NPO)英語運用能力評価協会
https://english-assessment.org
☆HPが新しくなりました

〒162-0806 東京都新宿区榎町39-3神楽坂法曹ビル501
Tel. 03-3528-9891(平日9:00~17:00)
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★
ELPA事務局長の白戸です。
メールマガジンをご覧いただき、ありがとうございます。
「新しい学びの形」と「選り抜いた教育情報」をお届けします。

「日本語リーディングリテラシー」テストを開発している、
リーディングリテラシー研究会のHPが出来ました。
https://sites.google.com/view/jrlt2020/

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目次
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■ELPAからのお知らせ
ELPAオンラインセミナー
▼12月17日(土)15:00~17:00
英語の力をどう評価するか?
~テクノロジーの発達を見据えて~
https://english-assessment.org/seminar221217/

【1】ELPA Pick Up教育情報
☆今週の注目情報
▼義務教育の在り方ワーキンググループ(第2回)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/090/siryo/mext_00001.html
個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を通じた主体的・対話的で深い学びの具体化/
多様性と包摂性に基づく学校文化の醸成について

【2】ELPA 英語教育チャンネル・セミナー・テスト・教材・書籍
▼ 【英語4技能プレイスメントテストE-Vision モニターテストのご案内】
https://english-assessment.org/evision/
▼「新読解トレーニング 日本語リーディングリテラシー 錬成BOOK」
https://english-assessment.org/books/

【3】事務局からのお知らせ
<ELPA会員について>
▼2023年度会員募集
https://english-assessment.org/members_recruitment/

【4】Pick Up教育セミナー・イベント・コンテンツ・サービス情報
▼『探究・PBLコーディネイター研修』(第1期・2022年度)【募集中】
https://jals2030.net/tankyu-pbl/
▼「映像字幕コンペティション」2022年12月15日よりエントリー開始!!
https://sites.google.com/view/fscompetition/top

【5】その他(調査・報告・論文・提言など)
▼雑誌を読むのは“紙”or“デジタル”? 今どきの高校生に聞いてみたら…
▼日本人が知らない、少年非行が激減しているという事実
2020年の刑法犯検挙・補導人員は3万2063人で過去最少、最も多かった1983年の
10分の1だ。

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■□ ELPAからのお知らせ □■
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▼ELPAオンラインセミナー
12月17日(土)15:00~17:00
英語の力をどう評価するか?
~テクノロジーの発達を見据えて~
新教育課程が始まり、「知識・技能」、「思考・判断・表現」、「主体的に学習に取り組む態度」
の3つの学習評価の観点をどう解釈してどうアプローチするか、またGIGAスクール構想
による1人1台端末環境をどう活用するか、先生方は学校現場で日々知恵を絞っている
ことでしょう。
デジタルデバイスは学校の定期試験でどう利用されるべきなのか、また民間の英語資格・
検定試験でどう利用されていくのか、その際、評価はどのようにすべきなのか、
テクノロジーの発達とともに課題も次々生まれています。
英語教育が専門の講師と参加のみなさんで、日頃の授業での実践、疑問を率直に出し合う
機会とすべく企画しました。
中学校・高等学校・大学教員、教員を目指す大学生、企業のみなさんを対象とします。
Zoom Meetingsにて開催します。(参加無料)
セミナー概要https://english-assessment.org/seminar221217/
【講師】工藤洋路(玉川大学教授、ELPA理事)
【定員】
先着100名(※定員になり次第または前日13時までで締め切り)
【お申し込み】
Peatixからお申し込みください。(※無料)
https://elpa-seminar-20221217.peatix.com

【セミナーお問い合わせ】
特定非営利活動法人 英語運用能力評価協会
担当:橋本志保 elpa@english-assessment.org
〒162-0806 東京都新宿区榎町39-3 神楽坂法曹ビル501
Tel. 03-3528-9891(平日9:00~17:00)

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【1】ELPA Pick Up教育情報
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☆今週の注目情報
▼義務教育の在り方ワーキンググループ(第2回)配付資料
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/090/siryo/mext_00001.html
個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を通じた主体的・対話的で深い学びの具体化/
多様性と包摂性に基づく学校文化の醸成について
2.学びの多様性
1)個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を通じた主体的・対話的で深い学びの
具体化
- 1人1台端末の活用を含めた多様で柔軟な学びの在り方として、どのような姿が
考えられるか。また、全国の学校や教室において、このような学びを実現するためには、
どのような課題があり、その解決のためには、どのような方策が考えられるか。
2)多様性と包摂性に基づく学校文化の醸成
- 多様性と包摂性を両立し、グラデーションのある学校教育を実現するためには、どのような
課題があり、その解決のためには、どのような方策が考えられるか。
https://www.mext.go.jp/content/20221121-mxt_syoto02-000026032_2.pdf
義務教育の在り方ワーキンググループにおける当面の検討事項
1.義務教育の意義
1)子供たちに必要な資質・能力と学校が果たす役割
-令和答申で掲げられた、急激に変化する時代の中で育むべき資質・能力を前提としつつ、
豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となる子供たちに必要な資質・能力の育成に
おいて学校が果たす役割とは何か。
-その際、学校生活全般を通じ、知・徳・体を一体として育成する日本型学校教育ならではの
学びの視点を踏まえ、どのような整理が可能か。
2)全ての子供たちの可能性を引き出す学びの実現
-不登校児童生徒や特別な支援を必要とする子供、特異な才能のある子供を含め、全ての
子供たちの可能性を引き出す学びの実現について、どのように考えるべきか。
https://www.mext.go.jp/content/20221121-mxt_syoto02-000026032_5.pdf

【新しい時代の学びについて】
1▼高等学校教育の在り方ワーキンググループ(第2回)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/091/mext_00002.html
少子化が加速する地域における高等学校教育の在り方に関する論点(例)
● 今後、各都道府県において、高等学校の適正規模・適正配置に関する議論が一層加速する
ことが考えられるが、全ての高等学校で維持されるべき機能はどのようなものか。
● 今後、少子化が加速する中で、高等学校の一層の小規模化が全国的に進む可能性があるが、
小規模校におけるメリットを最大化し、課題を緩和するための方策として、どのような取組が
必要と考えられるか。
● 例えば、小規模校においては、遠隔教育の活用や学校間連携の推進に取り組むことが
考えられるが、各都道府県におけるこうした取組の推進のために、どのようなことが必要と
考えられるか。
● その他、各都道府県での、少子化が加速する地域における高等学校教育の在り方に関する
議論に資する取組として、どのようなことが必要と考えられるか。
https://www.mext.go.jp/content/20221201-mxt_koukou01-000026223_1.pdf

2▼小学校から大学までつながる情報教育(3)
――知識だけでは歯が立たない大学入学共通テスト
情報科に関わる教員のサンプル問題に対する評価は、「良い問題」(都高情研の稲垣俊介氏)、
「知識だけでは太刀打ちできない」(日本情報科教育学会の森本康彦氏)、「知識をうまく
組み合わせて課題を解決する必要があり、思考力・判断力を求められる」(情報処理学会の
中野由章氏)とおおむね一致している。
設問は3つの大問で構成され、それぞれに小問がある。特に2問目以降は手ごわい。
第2問は、比例代表方式による選挙の議席配分を、プログラムを使って処理するという内容。
適切なアルゴリズムを考え、途中で生じる課題をプログラムの改良で解決する。
第3問はサッカーのワールドカップに関係するデータを、表計算ソフトで散布図などに
加工して相関関係を読み取ったり、値を予測したりする。ここでは統計に関する知識と
考え方が必要。しかも問題文が長く、読解力も求められる。
https://project.nikkeibp.co.jp/pc/atcl/19/06/21/00003/112300404/

・小学校から大学までつながる情報教育(4)
――大学の情報基礎教育は変わらなくてよいのか
京都大学国際高等教育院 情報学教室 教授の喜多一氏は、2025年度以降の「入学者の
レベルは、1人1台の端末をどれだけ使ってきたのかで変わる。探求学習などで端末を
活用していれば、コンピューターの操作やアプリの活用法は自然と身に付く」とみている。
その一方で大学の情報基礎教育について、「テクノロジーはどんどん新しくなるのに、学習
指導要領が改訂されるのは約10年に一度。大学の授業には、常に最新の情報を伝えていく
フォローアップの役割もある」と説明する。
これからの大学における情報基礎教育は、従来の授業と情報Iとの重複、数理・データ
サイエンス・AIリテラシーレベルとの連係などを総合的に勘案し、内容を見直していく必要は
ありそうだ。
https://project.nikkeibp.co.jp/pc/atcl/19/06/21/00003/112300405/

3▼「職員室でしかPCが使えない」
“生徒1人にPC1台”の裏で、進まぬ教育現場のデジタル化 意識改革が必要なのは誰なのか
岩本さんは教育現場のIT環境が変わらない背景について、意思決定者が多いことが原因だと
分析する。
「教育業界で悩ましいのは、(1)自治体の首長、(2)自治体の情報システム担当者、
(3)教育委員会、(4)校長先生などの学校現場──それぞれに意思決定権があること。
GIGAスクールは幸か不幸かコロナ禍が後押しになったが、ここが“四位一体”にならないと
教育現場の情報化が進まない」(岩本さん)
しかも、IT化に向けて首を縦に振らない組織は自治体によって異なる。(2)がボトル
ネックになっている自治体もあれば、(4)が反対している場合もある。IT活用が進まない
原因は個々の市町村によって異なるので、対応を一元化できないという。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2211/29/news132.html

4▼オンライン授業は倍速視聴でも成績に影響なし 学内調査の分析を近大准教授に聞く
1.5倍速で視聴した学生が34%、1.25倍速で視聴した学生が14%おり、半数近い学生が
早送りで視聴しています。成績評価は、期末試験や各回の課題、レポートなどで総合的に行い、
100点満点で評価しますが、1倍速の学生の評価点平均78.15点に対して、1.25倍速の学生は
77.18点、1.5倍速の学生は76.16点と、視聴速度と成績評価との相関関係はありませんでした。
私も学生から「早送りで見てもいいですか」と言われたことがあります。倍速で見ても、
わからないところは何度でも見返すことができるので、成績評価に関わる倍速視聴の要因は
大きくありません。
学生によって集中の仕方が違うこともあると思います。早送りで見た方が集中できる学生に
とっては、自分で速度をコントロールできた方が学習効果も上がります。
https://www.asahi.com/edua/article/14779088

【評価・教育データ・教育改革】
5▼偏差値が測定できない「ボーダーフリー大学」が象徴する教育困難校の実態
大学受験の関係者たちはこのような大学を「Fランク大学」や「名ばかり大学」等様々な
名称で表しているが、最も知られているのは「BF大学」の呼称だろう。名付親である大手
予備校のインターネットサイトでは、前年度の入試において不合格者が少なかったため、
入試の際の合否可能性が50%に分かれるボーダーラインが引けなかった大学と説明している。
確かに、近年は、定員を充足していない大学が全大学数の半数近くに上っている。だが、
これらの大学の中には、経営状況が厳しくとも、教育の質を保つために入試の選抜機能を
手放さない学校も存在する。その一方、そうでない大学は、高等教育の学修が可能になる
だけの基礎学力や能力、さらには学習意欲を持っていない学生が多数入学し、教職員が
どれだけ努力をしても教育活動が功を奏さない状況になる。
筆者は、このような大学を、高校と同様に「教育困難大学」と呼びたい。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/lifestyle/2022/12/bf.php

6▼中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)
https://www.tokyo-portal-edu.metro.tokyo.lg.jp/speaking-test.html
【特設ページ】中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)(東京都教育委員会)
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/content/esat-j.html
令和4年度 中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J) 11/27実施 問題及び解答例
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/content/files/esat-j/r4_script.pdf(スクリプト)
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/content/files/esat-j/r4_kaitourei.pdf(解答例)
・初の中学校英語スピーキングテスト 小池知事「大きなトラブルなし」…
受験生“不満の声”も
https://s.mxtv.jp/tokyomxplus/mx/article/202211291005/detail/
・「スピーキングテスト」塾関係者“採点基準など改善点多い”
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20221128/1000087127.html

7▼日本人の6人に1人は偏差値40以下、5人に1人しか役所の書類を申請できない…
“見えない格差”をつくった知識社会のザンコク
PIAACの問題はレベル1から5まであり、レベル3は「小学校5年生程度」の難易度と
されている。
「読解力」のレベル3の問題例では、図書館のホームページの検索結果を見て、
「『エコ神話』の著者は誰ですか」という問いに答える。あまりに簡単だと思うだろうが、
正解するためには、問題文を正しく読めるだけでなく、「検索結果をスクロールし、そこに
該当するものがなければ『次へ』の表示をクリックする」というルールに気づかなくては
ならない。
この問題に正答できない成人は日本では27・7%で、3~4人に1人になる。
レベル4の問題では、150字程度の本の概要を読んで、質問に当てはまる本を選ぶが、
日本では8割近い(76・3%)成人がこのレベルの読解力をもっていない。ツイッターの
文字数の上限は140字なので、5人のうち4人は書いてあることを正しく理解していない
可能性がある。
https://bunshun.jp/articles/-/58823

8▼「学ばない生徒と学べない学生」の危惧に揺れる教育現場
2030年の大学入試(2)
強まる一般選抜入試回避の傾向
これは少子化の帰結でもあるが、人間は易(やす)きに流れる。その結果、大学入学の
ハードルは年々低下していく。新型コロナ禍で開いてしまったパンドラの箱。そこで
噴出したオンライン授業、国立大の2次試験、学校の施設設備(校舎・教室・机)などの
問題が顕在化したいま、大学入試や教育の現場が元に戻ることはできない。
思い返せば、2020年度が大きな転機となった。大学入試センター試験がその役割を終え、
21年度から大学入試共通テストに衣替えする前年に、「一般選抜」を回避する動きが噴出して
いる。もちろん、浪人も一掃される勢いだった。
当初、この大学入試改革では、英語には民間4技能テスト、共通テストには国語と数学に
記述式の導入がもくろまれていた。そのため、21年度入試を受験する学年の英語の授業は
様変わりしていた。その様子を見ていた20年度入試を受験する学年の生徒には、自分たちは
ひたすら「読む」「書く」しか学んでいないのに、浪人することで「聞く」「話す」を
求められたらたまったものではないというマインドセットができあがっていた。
センター試験から共通テストへの転換も大いに不安だ。センター試験対策はしていても
共通テスト対策に1年間で切り替えられるだろうか。そのようなことを考えると、
間違っても浪人はできない。浪人したら現役生より不利になる。1ランク下げても、現役の
うちに進学先を確保したい。そんな不安が、極端な安全志向を20年度入試の受験生に植え
付けた。
この安全志向に加えて、コロナ禍での一斉休校による学習の遅れへの不安、共通テスト
実施を巡る混乱もあって、一刻も早く進学先を確保して安心したいという心理が生まれた。
その結果、21年度の受験生も、「学校推薦型選抜」や「総合型選抜」(旧AO)といった年内に
募集がある選抜方式になだれ込むことになった。
この傾向は22年度入試でも続いた。なぜならば、早く進学先が決まれば「受験期間」が
短縮されて、残された高校生活にゆとりができると、先輩たちを見て知っていたからだ。
確かに、どのような選抜方式で合格しようと、大学入学後は同等に扱ってくれる。ならば、
一般選抜での学力試験への不安と負担を回避したいと思うのは、ごく自然ななりゆきなの
かもしれない。
https://diamond.jp/articles/-/313519

【英語教育・言語教育】
9▼英語学習の勝者と敗者を分ける2つの分岐点
多くの人が陥りがちな問題点は次の2つで、1)時間、量的な見積もりの誤り、2)興味が無い
教材を使っている、です。
1)では、例えば土日は10時間勉強をする、とか、この問題集を明日までに終わらせる、
という計画を立てても、たいてい失敗します。私自身も時間数や問題数で計画を立てると、
たいていの場合は失敗しました。
https://dime.jp/genre/1503904/

10▼英語習得のコツは実はシンプル! 「簡単な本の音読」に効果アリ
2018年にNAEPは「口頭での読みの流ちょうさ」を調査しました。(The 2018 NAEP Oral
Reading Fluency Study)自動音声分析システムを使用して、児童がテキストを読み上げる
音声を測定したところ、「リーディング力(読解力)と読みの流ちょうさに相関関係がある
こと」がわかりました。
調査は小学4年生を対象に、テキストを読むスピード、読みの正確さ、感情表現を自動音声
分析システムによって測定しました。その結果、リーディング力(読解力)が弱い生徒群は、
読むスピードが遅く、読みミス(発音ミス、二度読み、戻り読み)が多く、感情が伴わない
読み方をすることがわかりました。
同じくNAEPが行った別の調査によって、小学4年生終了時にリーディング力が弱い
生徒は、8年生、12年生と学年が上がってもリーディング力が改善しないことがわかって
います。
つまり小学4年生の終わりまでに、英語を適切なスピードで、正確に、感情を込めて読む力
=読みの流ちょうさを身につけておかないと、学齢期を通してリーディング(読解力)で
苦労する確率が高いことがわかったのです。
アメリカの学校では、一般に「音読スピード」と「読みの流ちょうさ」によって子どもの
リーディング力を評価します。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/woman/2022/11/post-781.php

11▼元Google米国本社副社長が解説!英語を話せるようになる子供の育て方
自らが、子どもに英語力をつけさせるためのコツを様々提示している。そのコツの若干を今回
紹介しよう。
ひとつ目は、「村上式リスニング学習法」。基本的には、次の3つのルールを守るというものだ。
1 自然な速さのものを聴く
2 読めばわかるが、聴き取れないものを聴く
3 自然な速さよりも早口のものを聴く
「自然な速さ(natural speed)」とは、ネイティブスピーカーが普段どおりの話し方をしている
ときの速度のこと。
https://dime.jp/genre/1509013/

12▼『ごんぎつね』の読めない小学生たち。授業見学をして耳を疑った驚きの発言とは?
新実南吉は、ごんが見た光景なので「何か」という表現をしたのだ。葬儀で村の女性たちが
正装をして力を合わせて大きな鍋で何かを似ていると書かれていることから、常識的に読めば、
参列者にふるまう食事を用意している場面だと想像できるはずだ。
教員もそう考えて、生徒たちを班にわけて「鍋で何を煮ているのか」などを話し合わせた。
ところが、生徒たちは冒頭のように「兵十の母の死体を消毒している」「死体を煮て溶かして
いる」と回答したのである。
当初、私は生徒たちがふざけて答えているのだと思っていた。だが、八つの班のうち五つの
班が、三、四人で話し合った結論として、「死体を煮る」と答えているのだ。みんな真剣な
表情で、冗談めかした様子は微塵もない。この学校は一学年四クラスの、学力レベルとしては
ごく普通の小学校だ。
https://www.gentosha.jp/article/22349/

【STEAM・社会・文化・環境】
13▼「金融教育」本当に充実した?高校生が学ぶ「資産形成」の教科書を比べてみると…
2022年4月から高校の家庭科で「資産形成」の内容が必修に。実際のところ、教科書はどう
変わり、金融教育は充実したのか?
金融教育活動家の横川楓さんの解説です。
旧教科書でも、給与明細の項目についての解説や、ライフプランに沿った経済設計について
触れられているほか、たとえば日経平均株価や金融商品ごとのリスクとリターンの解説が
あるなど細かい要素も入っており、決して金融教育の内容として劣っているものではあり
ませんでした。
全体を見ても内容として旧教科書と新教科書にそこまで大きな違いがあるというわけでも
なく、あくまで今回新学習指導要領において、家庭科の教科書における章立てのトピック
として消費者教育や経済、家計管理などさまざまな要素が含まれている中で、「資産形成」の
内容を教えることが必修化されたということなのです。
また、実は小学生や中学生の家庭科の教科書にも、「お金に関する教育」の章立てがある
教科書もあります。ただ、内容の密度としては高校生の教科書に比べて少なく、比較した
印象としては、高校生で急に情報量が多く、内容も難しくなっているイメージです。
実は「公共」の教科書にも「金融経済教育」の内容が盛り込まれている
この「公共」という科目には、消費者契約や金融商品についてなど家庭科と重複する金融
教育の観点が盛り込まれているほか、税金や社会保障、労働、GDPや景気についてなど経済
全体の話題や、企業の役割、実際に起業する際の話などが含まれています。家庭科が比較的
身近な視点の金融教育だとすれば、公共はより広い視点の金融経済教育の内容が詰まっている
と言えます。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_63847f4fe4b082d8e6d2ab04

【教育調査資料・コラム・書評】
14▼女子の文系バイアス、高校1~2年生にかけて急激に強まる――IGS調査
Institution for a Global Society株式会社(IGS)は2022年11月2日、生徒の潜在的な文系・
理系傾向などのバイアスを明らかにする診断ツール「Ai GROW(アイ・グロー) 傾向
チェックテスト」のデータをもとに、中学3年生から高校3年生までの文理傾向のバイアスの
変化を男女別に分析した結果を発表した。それによると、中学3年生の時点では男女ともに
理系傾向であったにもかかわらず、高校1~2年生にかけて、女子生徒は男子生徒よりも
文系のバイアスが急激に強まっていることがわかったという。
https://shingaku.jdnet.jp/news/20221114-humanities-science-bias-by-gender.html

15▼誤解が多すぎる「ヤングケアラー」の思わぬ実態
支援の第一歩は、多様な声に寄り添うこと
ヤングケアラーは確かにこの日本社会に存在している。厚生労働省と文部科学省が令和
2年度に行った実態調査では、「世話をしている家族がいる」という生徒が中学2年生では
5.7%、全日制の高校2年生では4.1%いることが明らかになった。
https://toyokeizai.net/articles/-/634750

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【2】ELPAのイベント・セミナー・テスト・教材・書籍
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【イベント・セミナー】
▼12月17日(土)15:00~17:00
英語の力をどう評価するか?
~テクノロジーの発達を見据えて~
セミナー概要https://english-assessment.org/seminar221217/
【講師】工藤洋路(玉川大学教授、ELPA理事)
【定員】先着100名(※定員になり次第または前日13時までで締め切り)
【お申し込み】
Peatixからお申し込みください。(※無料)
https://elpa-seminar-20221217.peatix.com

【ELPA英語教育チャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCkQro2qd3BIZLYqSJxv7ACg/videos
※各セミナー全編動画はELPA会員に公開しています。
※非公開情報、著作権等の関係で公開していないセミナーもあります。

【ELPAコンテンツ】
▼英語4技能プレイスメントテストE-Vision
https://english-assessment.org/evision/

【テスト・教材】
▼リーディングリテラシー研究会にHPが出来ました。
https://sites.google.com/view/jrlt2020/

▼「新読解トレーニング 日本語リーディングリテラシー 錬成BOOK」9月20日刊行
読解力は情報化社会に適応するために必要な総合スキルです。
誤解や取り違えをすることなく相手の真意をとらえ、文脈の中での言葉の使われ方に
注意して読み解くことが肝要です。
言葉を前後の文脈から切り離しても正しい内容は理解できません。
正確な内容理解に必要なのは、周囲の記述との関係性に注意をはらい、かつ異なる情報を
組み合わせたうえで、「語意」や「文意」を把握することです。
本書は20年間英語能力を評価してきたNPOが日本語文章を読み解くスキルを鍛える
ために開発した、トレーニングテキストです。
https://english-assessment.org/books/

▼ELPAのテスト(中学・高校・大学・日本語)
https://english-assessment.org/test/

▼ELPAの教材・書籍・研究書
https://english-assessment.org/books/

▼ELPA Vision(https://english-assessment.org/books/
最新号(第8号)が刊行されました。
https://english-assessment.org/elpa-wp/wp-content/uploads/2022/07/elpavision_08.pdf

【イベント・セミナー・テスト・教材に関するお問い合わせ】
特定非営利活動法人 英語運用能力評価協会
橋本 shiho@english-assessment.org
〒162-0806 東京都新宿区榎町39-3 神楽坂法曹ビル501
Tel. 03-3528-9891(平日9:00~17:00)

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【3】ELPA事務局からのお知らせ
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<ELPA会員募集>
▼ELPAの趣旨・事業活動に賛同してくださる会員を募集しています。
英語教育や言語テストの評価・測定に関心のある方であればどなたでも、
ELPAの会員になっていただけます。
会員には「正会員」と「賛助会員」があり、
ELPAが開催する各種の研究会やセミナーへの参加費(動画視聴含)が無料になるほか、
ELPAの分析データやテストを研究活動に活用していただくことができます。
*オンラインセミナーの過去動画視聴もできるようになります。
https://english-assessment.org/members_recruitment/

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【4】ELPA Pick Up教育セミナー・イベント・コンテンツ・サービス情報
──────────────────────────────
<教育関係セミナー・イベント>
▼12/9「情報教育コンファレンス」開催のご案内
https://gakujoken.or.jp/ghp/confa2022/

▼12/13総合探究担当の教員・管理職限定のオンラインサミット
「偏差値時代の終幕、探究学習の『これから』を語る」
https://www.enageed.jp/20221213_e_event

▼12/15【特別企画セミナー】解のない時代を生き抜く力を養う ~総合学習・探究学習・
キャリア教育のあり方とは~を12月15日(木)オンライン開催
文部科学省で新学習指導要領作成に携わり、学習指導に関する数々の著書を出版する
國學院大學教授 田村 学氏がご登壇
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000240.000036930.html

▼12/15学び続ける時代の大学と教育の在り方を議論するシンポジウム
https://www.sophia.ac.jp/jpn/news/PR/press1201_kiban.html

▼(12/16-17開催)令和4年度ICT教育研究大会(国立大学法人鳴門教育大学教員養成
DX推進機構・ICT CONNECT21共催)
令和4年12月16日(金)~17日(土)
メタバース(oVice)にて開催いたします。
https://ictconnect21.jp/202212030000_nue/

▼12/25リーダー育英塾カンファレンス2022
テーマ:「教育のDX世代の学びをトランジションの視座で見通す-義務教育から高大接続へ」
https://www.dentsu-ikueikai.or.jp/transmission/qs8jj6sgir2g/

▼1/21「第24回 神奈川大学英語教育研究大会」開催
-英語教員に求められる文法力・文法指導力-
https://www.kanagawa-u.ac.jp/news/details_25991.html

<教育コンテンツ・サービス>
▼『探究・PBLコーディネイター研修』(第1期・2022年度)【募集中】
(1)特設サイト https://jals2030.net/tankyu-pbl/
(2)申込サイト https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02e2kcun77p21.html

▼「映像字幕コンペティション」
2022年12月15日よりエントリー開始!!
<メッセージ>
このコンペティションでは、「英語力」と「日本語力」の両方を磨いてほしいと思っています。
「言葉の探究」です。英語・ドイツ語のような近い言語とは違って、日本語と英語の間には
大きな距離があります。発音、文法、文字表記など、どれを取り上げて比較しても似ている
部分はないですね。人気番組「プレバト俳句」でもわかる通り、助詞一つの使い方で伝わる
ニュアンスが変わる日本語と、意思疎通のためには配置・語順が重要な英語との互換は意外と
難しいですね。俳句は英語文化圏でも評価されて久しいですが、どうしても置き換えられない
ことは多いし、通常の会話ですら進化した翻訳アプリでもどうにもならないことがあります。
例えるならば、「永遠に結ばれることのない恋愛」みたいなもので、片思いの連続です。
そしてもう一つ、参加される皆さんに体験してほしいことは「協働」です。勉強は一人で
コツコツとやるもので、孤独との闘いみたいな言説がありますが、それは受験のための昭和の
価値観です。ハリーポッターや、ワンピースでも「仲間」、「協力」が大切とのメッセージを
受けて取っているはずです。「学ぶことは別」ではないと思います。ぜひ、グループでの
やり取りを生かして翻訳を完成してください。そして、そのやりとりのプロセスもプレゼンの
評価になっています。
距離の遠い言語を学ぶ時、その「くせ」や特徴の違いを理解することで、アプローチや
インストールがしやすくなると思います。正面から「英語」だけをまっすぐみるだけでなく、
母語である日本語とも対峙する機会を通して、言葉に対しての視野を広げてください。
映像字幕コンペティションChief Director 唐澤博
https://sites.google.com/view/fscompetition/top
◆応募はこちらから
https://sites.google.com/view/fscompetition/%E5%BF%9C%E5%8B%9F

▼仕事から学習まで、「英語の未来」を皆で考える【ENGLISH JOURNAL 最新号/最終号】
https://ej.alc.co.jp/entry/20221201-book-ej-220301

▼37ヶ国語のAI翻訳に対応。ワイヤレスイヤホン「CLIK S」でアメリカの友人と話してみた
https://www.gizmodo.jp/2022/12/262486-machi-ya-clilks-review.html

▼コニカミノルタ学習eポータル、全国学力テスト等に対応
https://reseed.resemom.jp/article/2022/11/28/5149.html

▼AI翻訳時代の「日本語能力」とは?――『グローバル×AI翻訳時代の新・日本語練習帳』
https://globis.jp/article/57655

▼シベリア抑留の事実を学生たちに!二宮和也主演『ラーゲリより愛を込めて』
学校教材DVD制作決定
https://www.rbbtoday.com/article/2022/12/03/204367.html

▼2023年度入試の注目校、芝国際中高が全校でシリコンバレー発最先端テクノロジーの
英語学習アプリELSA Speakを導入
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000057163.html

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【5】その他(調査・報告・論文・提言など)
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▼雑誌を読むのは“紙”or“デジタル”? 今どきの高校生に聞いてみたら…
漫画・メモを取る際・雑誌の閲覧については「紙派」が多い結果となりましたが、お出かけ
情報や遊びに行く先を探す際の情報収集については、WEBサイト・SNS・Youtubeを
活用する「デジタル派」が98.6%という結果に。
https://oggi.jp/6887178

▼日本人が知らない、少年非行が激減しているという事実
2020年の刑法犯検挙・補導人員は3万2063人で過去最少、最も多かった1983年の
10分の1だ。これは少子化という人口変化では到底説明できない。非行統計の上では、今の
子どもは随分おとなしく見える。インターネット上での誹謗中傷(いじめ)というように、
悪事をする場が変わっていることにも注意が要るが、警察統計で見る限り、少年の非行は
大きく減っているのは明らかだ。
だが、こういう事実は国民の間に知られていない。2015年に内閣府が実施した世論調査に
よると、20歳以上の国民の78.6%が「非行は増えていると思う」と答えたという。こうした
誤認は高齢層ほど多い。各年齢層の回答比率を当該年齢人口にかけて、事態を見誤っている
人の実数を推し量り、人口ピラミッドの上で色をつけると<図2>のようになる。
ご覧のように、事態の誤認が広がっているのが一目瞭然だ。突発的な事件を
センセーショナルに報じるメディアの罪もあるだろう。怖いのは、このような歪められた
世論に押されて教育政策が決まることだ。2015年の学習指導要領一部改訂で道徳が教科に
なったが、どういうエビデンスに基づいていたのかは定かでない。
<図2>のような社会では、何か事が起きるたびに「学校は何をしているのだ」「学校で
○○教育をすべき」などと安易に言われたりする。逆ピラミッドの年齢構成で、時間を
持て余した(高齢の)「道徳企業家」もはびこりやすい。このようなことも、教員の
過重労働をもたらしている。言わずもがな、教育はあらゆる問題を解決する万能薬ではない。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/11/post-100223.php

~今回のメールマガジンは以上です~
※次回の配信は2022年12月14日(水)を予定しています。

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