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2022.11.30

VOL147 ELPAメールマガジン

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VOL147 ELPAメールマガジン (2022.11.30)
特定非営利活動法人(NPO)英語運用能力評価協会
https://english-assessment.org
☆HPが新しくなりました

〒162-0806 東京都新宿区榎町39-3神楽坂法曹ビル501
Tel. 03-3528-9891(平日9:00~17:00)
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★
ELPA事務局長の白戸です。
メールマガジンをご覧いただき、ありがとうございます。
新しい学びの形や最新の教育情報をお届けします。

「日本語リーディングリテラシー」テストを開発している、
リーディングリテラシー研究会のHPが出来ました。
https://sites.google.com/view/jrlt2020/

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目次
★━━★
■ELPAからのお知らせ
ELPA教育セミナー
▼12月17日(土)15:00~17:00
英語の力をどう評価するか?
~テクノロジーの発達を見据えて~
https://english-assessment.org/seminar221217/

【1】ELPA Pick Up教育情報
☆今週の注目情報
▼第6回 教育未来創造会議ワーキング・グループ

【2】ELPA 英語教育チャンネル・セミナー・テスト・教材・書籍
▼ 【英語4技能プレイスメントテストE-Vision モニターテストのご案内】
https://english-assessment.org/evision/
▼「新読解トレーニング 日本語リーディングリテラシー 錬成BOOK」
https://english-assessment.org/books/

【3】事務局からのお知らせ
<ELPA会員について>
▼2022年度会員募集
https://english-assessment.org/members_recruitment/

【4】Pick Up教育セミナー・イベント・コンテンツ・サービス情報
▼著作権理解のための、漫画小冊子・ポスターの配布キャンペーンを行います!

【5】その他(調査・報告・論文・提言など)
▼教職員の「働き方の改善」と「学びの充実」を両立できる学校づくり調査

(ベネッセ教育総合研究)

┌───────────────────
■□ ELPAからのお知らせ □■
└───────────────────
▼12月17日(土)15:00~17:00
英語の力をどう評価するか?
~テクノロジーの発達を見据えて~
新教育課程が始まり、「知識・技能」、「思考・判断・表現」、「主体的に学習に取り組む態度」

の3つの学習評価の観点をどう解釈してどうアプローチするか、またGIGAスクール構想
による1人1台端末環境をどう活用するか、先生方は学校現場で日々知恵を絞っている
ことでしょう。
デジタルデバイスは学校の定期試験でどう利用されるべきなのか、また民間の英語資格・
検定試験でどう利用されていくのか、その際、評価はどのようにすべきなのか、
テクノロジーの発達とともに課題も次々生まれています。
英語教育が専門の講師と参加のみなさんで、日頃の授業での実践、疑問を率直に出し合う
機会とすべく企画しました。
中学校・高等学校・大学教員、教員を目指す大学生、企業のみなさんを対象とします。
Zoom Meetingsにて開催します。(参加無料)
セミナー概要https://english-assessment.org/seminar221217/
【講師】工藤洋路(玉川大学教授、ELPA理事)
【定員】
先着100名(※定員になり次第または前日13時までで締め切り)
【お申し込み】
Peatixからお申し込みください。(※無料)
https://elpa-seminar-20221217.peatix.com

【セミナーお問い合わせ】
特定非営利活動法人 英語運用能力評価協会
担当:橋本志保 elpa@english-assessment.org
〒162-0806 東京都新宿区榎町39-3 神楽坂法曹ビル501
Tel. 03-3528-9891(平日9:00~17:00)

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【1】ELPA Pick Up教育情報
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☆今週の注目情報
▼第6回 教育未来創造会議ワーキング・グループ 配布資料
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kyouikumirai/sozo_mirai_wg/dai6/siryou.html
<これまでの主な意見等>
(主として、社会全体の視点)
・ グローバル社会における新しい資本主義を実現するための人への投資の推進
・ 一人一人の生産性の向上と、海外からの高度人材の受入れ
・ 緊迫の度合いを増す国際情勢の下、日本の国益を維持・増進するための国力の向上
・ 国際研究ネットワークの構築や国際産学連携の推進に向けた海外留学の促進
・ 博士にシフトしつつある高度人材の獲得競争の激化
・ 優秀な留学生の日本社会への定着度向上、外国人留学生等とのネットワークの拡充・

進化を通じた友好親善関係の強化
・ 外国人留学生の日本企業での就職促進に向けた、教育政策、雇用政策、入国管理政策の

一体的な推進
・ 産学官を通じた高度外国人材の確保、日本の理解者・サポーターとなる人材の育成
・ 多様性・包摂性のある持続可能な社会の構築
・ 東京一極集中でなく、全国各地での取組推進、地方での人手不足解消に資する取組を

通じた地方創生
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kyouikumirai/sozo_mirai_wg/dai6/siryou1.pdf
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kyouikumirai/sozo_mirai_wg/index.html

【新しい時代の学びについて】
1▼1人1台端末により撮影した教材の画像データを活用した学びについて
文部科学省では、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実など、教育の質を向上

させることをねらいとする「GIGA スクール構想」を推進しているところであり、

児童生徒の1人1台端末等の ICT 環境を活用した新しい学びが全国各地で開始されて

います。このような中、児童生徒が平常時から1人1台端末を持ち帰り、学校での活用と

同様に自宅等での学習に活用することは、家庭学習の質を充実させる観点や、臨時休業等の

非常時における学びの継続を円滑に行う観点からも有効です。
この観点から、例えば、家庭学習に必要な教材(教科書等を含む。以下同じ。)の該当

ページを1人1台端末で撮影し、画像データとして学習に活用することで、家庭学習の質の

充実を図ることが可能です。なお、こうした取組を通じて、当該教材を学校に置いて帰る

ことも可能になると考えられます。
こうした取組や、授業における画像データの活用について、著作権との関係上差し支え

ないかとのお問い合わせを複数いただいているところですが、このことについて以下の

とおり整理しましたので、お知らせいたします。また、「GIGA スクール構想の下で

整備された学校における1人1台端末等の ICT 環境の活用に関する方針について」

(令和4年3月3日付初等中等教育局長通知)等も参照の上、1人1台端末の持ち帰りに

よる家庭学習への積極的な活用を図っていただきますようお願いします。
https://www.mext.go.jp/content/20221124-mxt_jogai02-000003278_1.pdf

2▼令和の日本型学校教育は「何が変わる?」「何を解決すべき?」

Society5.0に向けた教育現場の今を解説
令和の日本型学校教育が望まれている理由は、時代の流れや社会背景と密接な関係が

あります。国がなぜ新しい教育を推し進めているのか見ていきましょう。

(中略)
「Society5.0」の到来
今後、これまでの情報社会が発展した「Society5.0」の時代が到来することが見込まれて

います。人工知能(AI)・ビッグデータ・Internet of Things(IoT)・ロボティクスなどの

先端技術がさらに高度化し、社会生活やさまざまな産業が劇的に変わると考えられている

のです。

同時に、新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけにテレワークや遠隔診療など、

オンライン化やデジタル化も進んでいます。それに伴い、オンライン教育が注目を集める

など、学校教育も変わりつつあります。
社会全体のオンライン化・デジタル化の必要性が高まるなか、ICTの活用は学校教育を

支える基盤的なツールとして必要不可欠とされています。
ICTは「Information and Communications Technology」の略で、デジタル化された情報の

通信技術のことです。日本語では「情報通信技術」と呼ばれています。
予測困難な時代へ
以前から社会の変化が速く予測困難な時代といわれてきましたが、近年の新型コロナ

ウイルス感染症の世界的な拡大により、予測困難であることが現実味を帯びました。

先行きが不透明ななかで、今後の社会状況の変化を見据え、どのように対処していくかが

問われているのです。
予測困難な時代だからこそ、目の前の状況から解決しなければならない課題を見つけ、

自分で考え、さまざまな立場の人が議論しながら満足のいく解決策を見出す資質や能力が

求められています。

その資質や能力を身に付けるために、新しい時代に対応する教育が必要とされているの

です。
https://hugkum.sho.jp/409617
「VUCA」とは?【知っておきたい教育用語】
VUCAとは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、

Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとった言葉であり、
「予測困難で不確実、複雑で曖昧な状態」を意味します。元々はアメリカの軍事用語として

使われていましたが、ビジネスや教育においても用いられるようになりました。
「VUCAな時代」という文脈でよく使われますが、現在がまさにその時代であり、今後は

「よりVUCAな時代」になると予測されています。
このような時代に、子どもたちにとってどのような教育が必要なのかが問われているのです。
https://kyoiku.sho.jp/196977/

【オンライン教育・ICT教育・デジタル教科書】
3▼小学校から大学までつながる情報教育(1)

――2024年度から共通テストで「情報」が必須に
学校の情報教育を巡る状況は、この数年で大きく変わった(図1)。まず、新学習指導要領が

実施され、2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化された。時を同じくして、

新型コロナウイルス感染症の広がりによって1人1台のコンピューターが前倒し整備された。
翌年度には中学校の技術・家庭科(技術分野)の授業において、これまで以上に高度な

プログラミングによる問題解決に取り組むようになった。
小学校から大学まで積み上げ

高等学校でも大きな変化があった。2022年度から情報科の「情報I」が共通必履修になった。

その内容は次章で詳しく紹介するが、コンピューターやネットワークの仕組みから

プログラミング、データのモデル化・分析まで幅広い。特に、旧課程の情報科では大部分の

生徒が学ばなかったプログラミング、データ活用、情報デザインなどが必修になったことが

大きな違いだ。
これ以上にインパクトがあったのは、2024年度から大学入学共通テストに「情報」の

追加されること*。しかも、ほとんどの国立大学は入試で共通テストの「情報」を必須にする

とみられる。つまり、大学進学を目指す高校生にとって情報Iは受験科目になり、これまで

以上に力を入れて学習する必要が出てきたわけだ。
https://project.nikkeibp.co.jp/pc/atcl/19/06/21/00003/112300402/

4▼小学校から大学までつながる情報教育(2)

――情報科は生徒が自ら学んで教え合える環境が大事

情報Iで学ぶ内容は多い
情報Iで学ぶ内容は、図3下の表のように大きく4つに分かれる。「情報社会の問題解決」では、
情報検索の方法、知的財産、個人情報保護、情報モラルなどを学ぶ。情報社会に参画する

ために必要な知識とスキルを身に付けるという内容だ。
「コミュニケーションと情報デザイン」では、2進法から始まって、音声や画像のデジタル

表現、データ圧縮などコンピューターの基本的な仕組みを学習する。
それに加え、情報デザインとしてピクトグラム、グラフ、ユーザーインタフェース、

ユニバーサルデザインといった情報を的確に伝える工夫も学ぶ。
3つめの「コンピュータとプログラミング」には、ハードとソフト、論理回路など

コンピューターサイエンスの基本要素が含まれる。
さらに、アルゴリズムとプログラミング、データのモデル化やシミュレーションまでが

学習範囲だ。中学までの学習を踏まえ、PythonやJavaScriptなどの言語でプログラムを書く。
最後の「情報通信ネットワークとデータの活用」も、時代に即した新しい要素が多い。
インターネット接続を前提にしたクラウドコンピューティングの時代において、

ネットワークの仕組みや情報セキュリティ、暗号化に関する知識は欠かせない。
データ駆動型社会といわれるほどデータが重視される時代に、データサイエンス的な要素が

盛り込まれたのも自然だろう。
https://project.nikkeibp.co.jp/pc/atcl/19/06/21/00003/112300403/

5▼教員が押さえておきたい「メタバースの活用」、東大VRセンターに聞いてみた
議論や雑談のほか、疑似体験の活用がカギ?
ビジネスの世界で次期成長分野として大きな注目を集めているメタバース。現実の世界と

同じように交流したり社会的活動を行ったりする、インターネット上の仮想空間を指すが、

教育の世界でも活用する動きが進んでいる。
教育分野におけるメタバースの現在地と今後について、東京大学大学院情報理工学系

研究科・同大バーチャルリアリティ教育研究センター(以下、VRセンター)准教授の

雨宮智浩氏に話を聞いた。
https://toyokeizai.net/articles/-/633661

【評価・教育データ・教育改革】
6▼財務省vs文科省、財政制度等審議会「教員の量と質」を問う教育予算の行方
日本の教員数は「他国と比べて充実」は本当か
教職員定数の削減や少人数学級の実現など、教育予算の編成をめぐって過去に何度も

対立してきた財務省と文部科学省。
今年も、その議論の場となる財政制度等審議会が11月に行われた。まだ議事録は公開されて

いないものの、「少子化の割に教員数は減っていない」と教員数の削減・抑制の必要性また

質の確保に言及する資料が公開されている。
今回は教育研究家の妹尾昌俊氏に、この財務省が提出した資料を読み解いてもらった。
財務省の思惑どおりになると教員の質はいっそう下がりかねない
仮に財務省が言うとおりの政策を進めると、おそらく、加配定数すら削減された学校現場は

さらに苦しくなり、いっそうの教員不足、欠員が起きる。
今でも、少人数指導を本当はしたかったが、加配されていた人を引っこ抜いて、学級担任の

欠員補充に回している小学校などは実に多いからだ(私も参画している「#教員不足を

なくそう緊急アクション」の調査からも示唆される)。
そして、欠員状態で多忙を極める学校では、病休や離職が増える。そんなところに講師登録

してくれる人も少なくなるので、教員不足はさらに深刻になるという悪循環が待っている。
これはフィクションではない。今もすでに起きていることだ。この状況をガン無視するのが

「優秀」といわれる財務官僚なのか?
今回批判的に検討した財務省の資料には「教員に過度な負担を負わせない取組を導入・展開

することにより、教員を保護する環境を作っていくべき」との一節があり、大いに共感する。
https://toyokeizai.net/articles/-/633700

7▼学校でいじめがなくならない理由…「いじめ」という曖昧な言葉が元凶だった
「いじめ」は違法行為か人権侵害、あいまいな言葉
文部科学省が2020年に公表した小中高・特別支援学校で認知されたいじめの件数は61万

2496件。児童・生徒100人当たり4.65件です。これは学校が認知した件数なので、実際は

もっと多いと推測されます。今、この瞬間も苦しんでいる子どもたちが大勢います。
「いじめ」という言葉。あいまいだと思いませんか。なぜ、このあいまいな言葉を使い

続けるのでしょうか。学校や行政や大人たちが責任を回避しやすくするためでしょうか。

「いじめ」と言うよりも、犯罪、違法行為、条例違反、人権侵害、ハラスメントと言った方が

事態を忠実に表していないでしょうか。
いじめの大半は、犯罪、違法行為、条例違反、人権侵害、ハラスメントだと思います。

そもそも、2013年9月に施行された「いじめ防止対策推進法」は第4条で「児童等は、

いじめを行ってはならない」と定めました。いじめは明らかな違法行為です。
加害者も被害者も、このことをしっかり覚悟し、自覚した方がいい。発想の転換が

必要です。いじめのせいで、教育が受けられなければ、教育を受ける権利を定めた憲法に

反するといった話にもなりかねません。
「いじめ」問題を解決、抑止するために、次の2点を提案します。
(1)「いじめ」という、あいまいで無責任な言葉は基本的には使わない。
(2)学校における「いじめ」という犯罪行為、違法行為、人権侵害などに対しては、状況に

応じて警察など地域の関係機関と柔軟に連携し、毅然と対処する。
https://gentosha-go.com/articles/-/47302

8▼教員を確保できない「未配置」問題が深刻化 担任不在で「自習状態」「2人体制」も
今年4月。首都圏に住む女性(44)が、始業式を終えて帰宅した小4の娘に「今度の担任の

先生はどんな先生?」となにげなく聞いたところ、驚くような答えが返ってきた。
「担任の先生はいなくて、2人の先生がみてくれるって」
……4月に担任がいない?
学校からの手紙には、教員が足りず、配置されるまでは教務主任と音楽専科の教員が

交代でクラスをみる、といった説明があった。
2学年上の娘のときも、3学期に担任が産休に入り、残りは教頭が担任をしたことが

あったが、年度初めに教員が配置できないとは……。女性は言う。
「教務主任の仕事はそもそも激務なのに担任も持つのは大丈夫なのかなと思ったし、

音楽だけを教えてきた先生が、算数や国語を教えるのってどうなの?と少し不安も

感じました」
その後も担任は配置されず、2人体制は続いている。個人面談では2人ともそろい、

話から、一緒にいる時間が限られても娘をきちんとみてくれていると感じられたし、

複数担任制のようでメリットも感じてはいる。
https://dot.asahi.com/aera/2022112300016.html?page=1

【英語教育・言語教育】
9▼英語力に悩む人が言う「日本語は特殊」説は本当か? 自動翻訳の第一人者が“一刀両断”
日本語は「特別」ではない
日本語は「特別」な言語だと言う日本人が時々いる。
・非日本語でよく知られている英語と異なる点が多いためかもしれない。
・外国人の話す日本語の微妙な違いが母語話者であるが故に気になるからかもしれない。
・日本が優れていると思いたいのかもしれない。
さて、世界の言語の数はいくつあるのだろうか? 言語のカタログEthnologue(※注1)に

よれば現在使用されている言語は驚くほど多く7151にのぼる。
その中で、日本語は「特別」なのだろうか? 話者数という観点では7000以上の言語の中で

上から13番目(※注2)の大言語であって、「特別」とは逆の「ありふれた」言語となる。
主語(S)と動詞(V)と目的語(O)の順序で決まる基本文型の観点でも、「特別」とは

逆の「ありふれた」言語となる。
英語は「I love you」の語順なので基本文型はSVOで、日本語は「私は(I) あなたを(you)

愛する(love)」の語順なので基本文型はSOVである。
世界の言語を基本文型で分類すると、SOVに属する言語が最多で41%にのぼる。

「特別」とは逆の「ありふれた」言語となる。
https://dot.asahi.com/dot/2022110700042.html?page=1

10▼英語の授業の「好き・嫌い」は、小学校から高校卒業まで変化する。保護者は

何をしたらいい?
(前略)最も印象に残っている小中学生時の英語経験は、英語が通じたこと、わかったこと、

楽しかったこと、うれしかったことなどでした。それが高校段階になると異文化交流、

自分のことを伝える、社会の課題に目を向けて視野を広げる、価値観に影響を受けるなど、

自分と他の人や外の世界をつなげる経験が出てきます。すべてがうまくいった経験ばかり

ではなく、英語でうまくできずに苦労したことや悔しかったことも記載されています。

気持ちのうえでネガティブだった経験からも、次にやりたいことを考えたり、英語学習を

もっとがんばる原動力にしているものがあり、子どもたちのたくましさも感じられます。
https://benesse.jp/eigo/202211/20221121-1.html

11▼「日本人の8割がTwitterの短文すら理解できない?」…急増する”バカ”の正体
それでも「先進国で一番頭がいい」
ツイッターの短文すら8割が理解できない?
「誰もが平等に知的である」というのは、言うまでもなく幻想です。そもそも私たちは、

自分で思っているほど賢くありません。
各国の子どもの学習到達度を示すのが「PISA」ですが、「PIAAC(国際成人力調査)」は

その大人版です。16~65歳を対象に、仕事に必要な「読解力」「数的思考力」「ITスキル」

を調べたもので、2011~12年に、OECD加盟の先進国を中心に、24の国と地域で実施され

ました。
PIAACの「レベル3」は「小学校5年生程度」のスキルで、「読解力」の問題例では、

図書館ホームページの図書検索結果から、設問にある書籍の、著者が誰なのかを聞いて

います。
「そんなの簡単すぎる」と思うでしょうが、驚くべきことに日本の成人の正答率は72.3%

です。「レベル4」の問題例は、「150文字程度の本の概要を読み、質問に当てはまる本を

選ぶ」ですが、日本人の8割近くが不正解です。ツイッターは140文字ですから、

ユーザーの大半が内容を正しく理解できていない可能性がある。
「数的思考力」のレベル3の問題例は立体図形の展開ですが、正答率は62.5%。

「ITスキル」のレベル3は「メールを読み会議室の予約処理をする」という、事務系の

仕事では最低限必要な能力を試す課題ですが、これをクリアできた日本人はたったの

8.3%……。
これらの結果をまとめると、以下のようになります。
(1)日本人の約3分の1は日本語が読めない。
(2)日本人の3分の1以上が、小学校3、4年生以下の数的思考力。
(3)パソコンでの基本的事務作業ができるのは日本人の1割以下。
https://president.jp/articles/-/63846

【STEAM・社会・文化・環境】
12▼【世界的なブーム、STEAM教育って何?】どんな学びなの?[専門家監修]
TEAM教育を知るために、まずそのもととなっている「STEM(ステム)教育」について

知ってほしいと思います。
STEM教育は、科学技術を発展させる人材の育成を目指す教育です。
Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Mathematics

(数学)を個別に学ぶだけではなく、現実的な問題解決のために、学問分野を超えて

横断的に学び、知識を総動員して使えるようにするというものです。
1990年代から2000年代にかけて、アメリカを中心にSTEM教育の必要性が議論され、

実践が続いています。日本でも、現在の小中学生の保護者の世代は「理数教育」という

表現で、その必要性についてさまざまなところで耳にしてきたのではないでしょうか。
https://kosodatemap.gakken.jp/learning/education/36239/

【教育調査資料・コラム・書評】
13▼「スマホ依存で人類絶滅」を脳科学者が本気で危惧する理由
川島 何かに集中しようとしても、スマホをチェックしたりする、スマホの着信が気になり、

割り込みが入って注意がそれることが重なり、それがデフォルトになって、集中することが

苦手になっています。マイクロソフトは集中力は10秒しか持たないからインターネット

広告は10秒以内だと公言しています。この集中できない状態がデフォルトだとどうなるか。

思考をめぐらすチャンスがなくなる、読書ができない、考えることもできなくなるんです。

情報化社会の中で、考えて処理することが苦手になるので、結局マジョリティーの声を

盲目的に信じてしまう。まさに今の社会がそうです。
川島 SNSのメッセージは、言葉すらなく、絵文字だけ数秒でやりとりが進む。それが私は

恐ろしいのです。今や高校生の95%がスマホを保有し、8~9割が数時間使いっぱなしです。

スイッチングし続けた挙げ句、思考力を奪われた集団はコントロールしやすく、為政者に

便利な国民になる。経済効率もいい。たとえばコロナが怖いからマスクをしましょう、外は

換気できるのに、みんな外でもマスクをしているというのは考えることを放棄した証拠では

ないでしょうか。GAFAはこうして消費者の考える力を奪っている。私たちは嬉々として

彼らの術中に陥って気づかない。
https://diamond.jp/articles/-/313164

14▼これからの中学受験生が直面する「2030年の大学入試」の見取り図

2030年の大学入試(1)
2030年に向けた大学入試で大きな役割を果たすことになる「探究」は、先述したように

“競争”の代替物として、生徒の学習意欲を保つための役割が期待されている。生徒には、

「探究」へのファイティングポーズを取ることが求められ、自分の好きなこと、興味関心、

課題解決に取り組むことが奨励される。とはいえ、それがどこまで情動的なスキルの向上に

結び付くのかは別の問題である。そこには、適切な伴走者が必要だろう。
一方、授業で生徒を「探究」に誘うには、生徒の主体性や自主性を重んじることになる。

伴走者の役割を担う教員は、これまでのように生徒に「教え込む」ことからの脱却が

求められる。そのためには、アンラーニング(学習棄却)と「探究」的な学習を指導する

上で熟練が必要となる。教員にも大きく変化が求められるわけだ。
これからの大学受験を考えた場合、中高一貫校の優位性は強まる一方となる。英語教育を

見れば分かるように、語学の十分な修得には時間がかかり、中高6年間を一貫した方針で

学んだ方が効率的である。都立高の入試で「スピーキングテスト」を課すことが物議を

醸している。その背景には、このような形で公立中学の英語教育に緊張感を与えなければ、

大学が求めるスキルまで英語4技能が到達しなくなっている現状がある。
公立の名門進学校が、茨城県のようにすべて中高一貫化する様相が全国的にもますます

強まっていくだろう。それにより、公立進学校の間での序列に異変が生じる可能性がある。
https://diamond.jp/articles/-/313261

15▼「大学全入時代」高校生を悩ます大学に行く意味
選ばなければ誰でも大学に行ける時代に入る
なぜ大学に行くのか
なお、やりたいことが明確であり、なおかつ大学卒業資格も欲しいという強者は「大学×

専門学校」で将来戦うための武器をせっせと磨くものです。
そのケースにおいては、将来のキャリアなどに直接的に役に立っているのは専門学校のほう

だったりします。専門学校とはつまり職業訓練学校ですから、当たり前と言えば当たり前

です。
ではなぜ大学に行くのか、というと将来の進路を決めていないものにとっては前述の通り

一般教養を含めて知見や経験を広げることで将来の選択肢を絞るためであったり、または

ある程度明確である者にとっては後述の通り、「ドアノック効果」を期待してのことです。
https://toyokeizai.net/articles/-/633892

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【2】ELPAのイベント・セミナー・テスト・教材・書籍
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【イベント・セミナー】
▼12月17日(土)15:00~17:00
英語の力をどう評価するか?
~テクノロジーの発達を見据えて~
新教育課程が始まり、「知識・技能」、「思考・判断・表現」、「主体的に学習に取り組む態度」
の3つの学習評価の観点をどう解釈してどうアプローチするか、またGIGAスクール構想
による1人1台端末環境をどう活用するか、先生方は学校現場で日々知恵を絞っている
ことでしょう。
デジタルデバイスは学校の定期試験でどう利用されるべきなのか、また民間の英語資格・
検定試験でどう利用されていくのか、その際、評価はどのようにすべきなのか、
テクノロジーの発達とともに課題も次々生まれています。
英語教育が専門の講師と参加のみなさんで、日頃の授業での実践、疑問を率直に出し合う
機会とすべく企画しました。
中学校・高等学校・大学教員、教員を目指す大学生、企業のみなさんを対象とします。
Zoom Meetingsにて開催します。(参加無料)
セミナー概要https://english-assessment.org/seminar221217/
【講師】工藤洋路(玉川大学教授、ELPA理事)
【定員】先着100名(※定員になり次第または前日13時までで締め切り)
【お申し込み】
Peatixからお申し込みください。(※無料)
https://elpa-seminar-20221217.peatix.com

【ELPA英語教育チャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCkQro2qd3BIZLYqSJxv7ACg/videos
※各セミナー全編動画はELPA会員に公開しています。
※非公開情報、著作権等の関係で公開していないセミナーもあります。

【ELPAコンテンツ】
▼英語4技能プレイスメントテストE-Vision
https://english-assessment.org/evision/

【テスト・教材】
▼リーディングリテラシー研究会にHPが出来ました。
https://sites.google.com/view/jrlt2020/

▼「新読解トレーニング 日本語リーディングリテラシー 錬成BOOK」9月20日刊行
読解力は情報化社会に適応するために必要な総合スキルです。
誤解や取り違えをすることなく相手の真意をとらえ、文脈の中での言葉の使われ方に
注意して読み解くことが肝要です。
言葉を前後の文脈から切り離しても正しい内容は理解できません。
正確な内容理解に必要なのは、周囲の記述との関係性に注意をはらい、かつ異なる情報を
組み合わせたうえで、「語意」や「文意」を把握することです。
本書は20年間英語能力を評価してきたNPOが日本語文章を読み解くスキルを鍛える
ために開発した、トレーニングテキストです。
https://english-assessment.org/books/

▼ELPAのテスト(中学・高校・大学・日本語)
https://english-assessment.org/test/

▼ELPAの教材・書籍・研究書
https://english-assessment.org/books/

▼ELPA Vision(https://english-assessment.org/books/
最新号(第8号)が刊行されました。
https://english-assessment.org/elpa-wp/wp-content/uploads/2022/07/elpavision_08.pdf

【イベント・セミナー・テスト・教材に関するお問い合わせ】
特定非営利活動法人 英語運用能力評価協会
橋本 shiho@english-assessment.org
〒162-0806 東京都新宿区榎町39-3 神楽坂法曹ビル501
Tel. 03-3528-9891(平日9:00~17:00)

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【3】ELPA事務局からのお知らせ
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<2022年度 ELPA会員募集>
▼ELPAの趣旨・事業活動に賛同してくださる会員を募集しています。
英語教育や言語テストの評価・測定に関心のある方であればどなたでも、
ELPAの会員になっていただけます。
会員には「正会員」と「賛助会員」があり、
ELPAが開催する各種の研究会やセミナーへの参加費(動画視聴含)が無料になるほか、
ELPAの分析データやテストを研究活動に活用していただくことができます。
*オンラインセミナーの過去動画視聴もできるようになります。
https://english-assessment.org/members_recruitment/

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【4】ELPA Pick Up教育セミナー・イベント・コンテンツ・サービス情報
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<教育関係セミナー・イベント>
▼12/3第20回高大連携教育フォーラム
「2020年代を通じて実現すべき高大連携
―生徒・学生が『持続可能な社会の創り手』となるために―」
https://www.consortium.or.jp/project/kodai/education-forum

▼12/7第108回オンラインシンポ
【ロボットを活用した発達障害の研究と療育実践】
日時:12月7日(水)12時~12時55分
講演:小嶋秀樹氏  東北大学大学院教育学研究科 教授
ファシリテータ:石戸奈々子 超教育協会理事長
*ZOOMウェビナーにて配信予定
https://lot.or.jp/report/9936/

▼12/9「情報教育コンファレンス」開催のご案内
https://gakujoken.or.jp/ghp/confa2022/

▼12/13総合探究担当の教員・管理職限定のオンラインサミット

「偏差値時代の終幕、探究学習の『これから』を語る」
https://www.enageed.jp/20221213_e_event

▼12/15【特別企画セミナー】解のない時代を生き抜く力を養う

~総合学習・探究学習・キャリア教育のあり方とは~を12月15日(木)オンライン開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000240.000036930.html

▼12/25リーダー育英塾カンファレンス2022
テーマ:「教育のDX世代の学びをトランジションの視座で見通す-義務教育から高大接続へ」
https://www.dentsu-ikueikai.or.jp/transmission/qs8jj6sgir2g/

▼1/21「第24回 神奈川大学英語教育研究大会」開催

-英語教員に求められる文法力・文法指導力-
https://www.kanagawa-u.ac.jp/news/details_25991.html

<教育コンテンツ・サービス>
▼著作権理解のための、漫画小冊子・ポスターの配布キャンペーンを行います!
〔文化庁著作権課〕
ICT教育の推進とともに、デジタル空間における著作物利用が増加していくなかで、

著作権に対する理解の向上が重要となっております。
コンテンツ海外流通促進機構(CODA)は、この度、大手出版社と協力して若年層向けに

漫画小冊子、ポスター等を制作し、ご希望の学校に無料で配布することといたしました。
海賊版から作品をみんなで守ろう!
http://www.coda-cj.jp/enlightenment/manga/

▼ソフトバンク、東京大学と共同で次世代AI人材育成を目的とした教育プログラムを実施
https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/1457561.html

▼コロナ禍の学校で「何が起こり、どう変わったのか」

現場のリアリティから未来の教育を描く
https://www.kyoiku-press.com/post-251262/

▼凸版印刷、子どもの個性に合った絵本を選定する新サービス–自治体や書店に提供
https://japan.zdnet.com/article/35196426/

▼Sensor Tower、「2022年世界の教育アプリ市場インサイト」レポートを公開
https://ict-enews.net/2022/11/25sensortower/?utm_source=mail&utm_medium=email&utm_campaign=20221125
https://sensortower.com/ja/blog/state-of-education-apps-2022-report-JP

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【5】その他(調査・報告・論文・提言など)
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▼教職員の「働き方の改善」と「学びの充実」を両立できる学校づくり調査

(ベネッセ教育総合研究)
調査の背景・目的
帝京大学町支研究室・横浜市教育委員会・ベネッセ教育総合研究所は、教職員の働き方

改革、よりよい教育のための教員の資質・能力の向上など、教員への期待や要求が

増え続ける中で、持続可能な学校教育の在り方に対する課題を共有し、解決に向けて

共同研究を立ち上げました。
学校教育の持続・発展のためには、教員の働き方改革で勤務時間の短縮が必要であると

ともに、環境の変化に合わせて学校教育をアップデートするために、教員自身の学びの

充実も必要です。しかし学びを充実させるには時間が長くなります。本研究では、この

相反する二つを両立することを課題ととらえています。
そこで課題解決を目指し、2022年2月~3月に、横浜市の小学校21校に協力をいただき

調査を実施しました。
https://berd.benesse.jp/shotouchutou/research/detail1.php?id=5809

~今回のメールマガジンは以上です~
※次回の配信は2022年12月7日(水)を予定しています。

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お問合せをいただいた方、ELPAの催しに申し込んでいただいた方へお送りしています。
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