4月1日の法改正に応じた、合理的配慮についてのELPAの想いと今後の取組みについて

平素は弊協会の活動にご理解とご支援を賜りまして、まことにありがとうございます。

2024年4月に改正障害者差別解消法が施行され、民間事業においても合理的配慮が法的に義務化されます。（https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai.html）

ELPAでは、これまでもテスト実施に関するご相談を承ることがございました。例えば「リスニングを受けることができない受験生がいる」「（紙の）テストのページをめくることができない受験生がいる」などです。ご相談内容に応じて、都度ご提案をしてまいりました。

テスト受験者に対する配慮が必要とされる場面には、実にさまざまな要因があります。今回の法改正によって、それが明らかになることは良いことである反面、あまりに多種多様なため、具体的にどのように対応したらよいか、どこから着手したらよいかと悩まれている教育関係者の方も多いことと思います。

ですが、皆さまの所属先ではこれまでも、配慮を必要とする方へひとつひとつ誠実に対応をされてきたことと思います。なにより大切なのは、配慮が必要な受験者ご自身が“配慮をされている”という安心感をもつことではないかと我々は考えております。

貴学・貴社を選んで入学・入社される方々が、少しでもリラックスした環境でテストを受け、普段の力を発揮できることが何よりも大切だと考えております。

ELPAとしては、全てのニーズにお応えできるユニバーサルな解決方法を現時点で有しているわけではございませんが、これからも情報収集に努め、有識者の方々をお呼びするセミナー開催などを通じて継続的に皆さまと一緒に考えてまいります。

全ての状況に対してお力になれるかわかりませんが、弊協会テストご採用校にかかわらず、ご意見やご相談がありましたらお寄せください。また、「このように対応した」など実例や良いアイデアがございましたらぜひお知らせください。

メールアドレス：elpa@english-assessment.org
メールタイトル：「合理的配慮に関するご質問・ご意見・アイデア送付の件」