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2022.12.21

VOL150 ELPAメールマガジン

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VOL150 ELPAメールマガジン (2022.12.21)
特定非営利活動法人(NPO)英語運用能力評価協会
https://english-assessment.org
☆HPが新しくなりました

〒162-0806 東京都新宿区榎町39-3神楽坂法曹ビル501
Tel. 03-3528-9891(平日9:00~17:00)
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★
ELPA事務局長の白戸です。
メールマガジンをご覧いただき、ありがとうございます。
「新しい学びの形」と「選り抜いた教育情報」をお届けします。

<冬季休業(年末年始休み)のお知らせ>
2022年12月29日(木)~2023年1月4日(水)まで
※2023年1月5日(木)より通常業務を開始致します。

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■□ ELPAからのお知らせ □■
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▼ELPAオンラインセミナー
2月11日(土・祝)14:00~15:30
深い学びを育成・評価するクリティカル・リテラシー~問いが生まれる学びとは~
【講師】清水公男(文京学院大学教授、ELPAアドバイザー)
専門:教育工学(授業研究・教育方法学・教育評価等)、英語教育学

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目次
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【1】ELPA Pick Up教育情報
☆今週の注目情報
▼次期教育振興基本計画の策定に向けたこれまでの審議経過について(報告)(素案)
▼GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議(第9回)
1.校務系・学習系ネットワークの統合及び校務支援システムのクラウド化の参考事例に
ついて

【2】ELPA 英語教育チャンネル・セミナー・テスト・教材・書籍
▼ 【E-Vision】
https://english-assessment.org/evision/
▼「新読解トレーニング 日本語リーディングリテラシー 錬成BOOK」
https://english-assessment.org/books/
リーディングリテラシー研究会のHPが出来ました。
https://sites.google.com/view/jrlt2020/

【3】事務局からのお知らせ
<冬季休業(年末年始休み)のお知らせ>
2022年12月29日(木)~2023年1月4日(水)まで
※2023年1月5日(木)より通常業務を開始致します。

【4】Pick Up教育セミナー・イベント・コンテンツ・サービス情報
▼「映像字幕コンペティション」2022年12月15日よりエントリー開始!!
https://sites.google.com/view/fscompetition/top

【5】その他(調査・報告・論文・提言など)
▼「日本・中国・韓国 英語教員研修の現状とニーズ調査」結果を発表(ブリティッシュ・
カウンシル)
https://www.britishcouncil.jp/programmes/english-education/updates/cpd-research

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【1】ELPA Pick Up教育情報
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【新しい時代の学びについて】
1▼中央教育審議会教育振興基本計画部会(第11回)会議資料
【資料1】次期教育振興基本計画の策定に向けたこれまでの審議経過について(報告)
(素案)(見え消し)
【資料2】次期教育振興基本計画の策定に向けたこれまでの審議経過について(報告)(素案)
【資料3】次期教育振興基本計画の策定に向けたこれまでの審議経過について(報告)
(素案)(概要)
【資料4】指標候補に関する参考関連データ
【参考資料】次期教育振興基本計画の策定に向けた若手・中堅職員懇話会 (通称:
ジキコン)について
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/2019/09/1421377_00032.html
・英語力について、中学校卒業段階でCEFRのA1レベル相当以上、高等学校卒業段階で
CEFRのA2レベル相当以上を達成した中高生の割合の増加(5年後目標値:6割以上)
・全ての都道府県・政令指定都市において、中学校卒業段階でCEFRのA1レベル相当
以上、高等学校卒業段階でCEFRのA2レベル相当以上を達成した中高生の割合を5年後
までに5割以上にすることを目指す
・特にグローバルに活躍する層の英語力について、高等学校卒業段階でCEFRのB1レベル
相当以上を達成した高校生の割合の増加
※留学等の国際交流については、教育未来創造会議等の政府全体における議論を踏まえ、
指標を設定予定
・海外に対する教育事業に参加した日本側の教職員・学生・児童・生徒の数の増加
・海外に対する教育事業に参加した相手国側の教職員・学生・児童・生徒の数の増加
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/content/000205517.pdf
・中高生の英語力目標引き上げ…
中3は英検3級以上、高3は準2級以上の割合「6割以上」へ
文部科学省は、2027年度までに達成を目指す中高生の英語力水準について、中学3年は
「実用英語技能検定(英検)3級」相当以上、高校3年は「英検準2級」相当以上の生徒
割合を、それぞれ「6割以上」とする方針を固めた。今後5年間の取り組みを定める次期
教育振興基本計画(23~27年度)に盛り込む考え。
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20221212-OYT1T50160/
・「1人1台端末、水準維持を」次期教育振興基本計画素案に盛る 中教審
https://www.kyoiku-press.com/post-252209/

2▼GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議(第9回)資料
1.校務系・学習系ネットワークの統合及び校務支援システムのクラウド化の参考事例に
ついて
2.次世代の校務デジタル化のイメージとセキュリティの確保について
3.ダッシュボード機能について
【資料1】本日の議事進行等について (PDF:181KB) PDF
【資料2-1】富山県高岡市教育委員会御発表資料 (PDF:310KB) PDF
【資料2-2】富山県高岡市教育委員会御発表補足資料 ※後日公開予定
【資料3】次世代の校務デジタル化のイメージとセキュリティの確保について(PDF:906KB)
PDF
【資料4】ダッシュボード機能について  (PDF:708KB) PDF
【参考資料1】学校現場におけるダッシュボード機能に係るアンケート結果 (PDF:1.3MB)
PDF
【参考資料2】前回(第8回)の議事録 (PDF:707KB) PDF
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/mext_00465.html

3▼高等学校教育の在り方ワーキンググループ(第3回)配布資料
【資料1】全日制・定時制・通信制の望ましい在り方に関する論点例
・全日制課程や定時制課程において、多様な課題を抱える生徒を受け入れ、多様な学びを
提供していくための方策として、どのような取組がより一層必要と考えられるか。
・ 通信制課程が多様な課題を抱える生徒の学びのセーフティネットとしての機能を
維持しつつ、生徒の社会性を育むための方策として、どのような取組がより一層必要と
考えられるか。また、私立の広域通信制高校については先日の調査研究協力者会議の審議
まとめを踏まえ、引き続き質確保・向上を図っていくことが必要であるが、公立の通信制
高校の魅力向上・機能強化に向けては、今後どのような方策を講じるべきか。
・生徒が地理的状況や各学校・課程の枠に関わらず、多様な学びを受けられるようにする
ための方策として、例えば学校間連携や課程間併修を推進することが考えられるが、その
ためにどのような取組が必要と考えられるか。
・ その他、全日制・定時制・通信制の望ましい在り方について、どのように考えるか
https://www.mext.go.jp/content/20221201-mxt_koukou01-000026223_1.pdf
【資料2】太平洋学園高等学校提出資料
【資料3】沖山委員提出資料
【資料4】今後のスケジュール
【参考資料1】第2回会議における主な意見
【参考資料2】検討を進めるための参考資料
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/091/mext_00004.html

4▼ICT活用のためのリテラシー向上に関する検討会(総務省)
青少年のICT活用のためのリテラシー向上に関するワーキンググループ(第1回)配布
資料(総務省)
(1) 「ICT活用のためのリテラシー向上に関する検討会 青少年のICT活用のための
リテラシー向上に関するWG」開催要綱の確認等
(2) 本WGにおける検討事項等について
(3) 「ICT活用のためのリテラシー向上に関する検討会」第1回及び第2回の検討状況に
ついて
(4) 青少年のリテラシー向上に向けた取組の現状について
(5) 意見交換
(6) 「青少年の安心・安全なインターネット利用環境整備に関する新たな課題及び対策」
等を踏まえた取組の進捗状況について
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/ict_literacy/02ryutsu05_04000201.html

【評価・教育データ・教育改革】
5▼教育データの利活用に関する有識者会議(第15回)会議資料
【資料0】議事次第(第15回)
【資料1-1】「文部科学省 教育データ標準 3.0」について
【資料1-2】「教育データの効果的な活用を見据えた教育情報システムの在り方に関する
調査研究」状況報告
【資料1-3】「MEXCBT データ等の効果的な分析活用に関する調査研究」状況報告
【資料1-4】「GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議」の
検討状況について
【資料2-1】教育データの利活用に係る留意事項の今後の道行き
【資料2-2】「教育データの利活用に係る留意事項」(案)(「教育データの利活用に係る留意
事項等に関する調査研究」状況報告)
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/mext_00483.html

6▼全国的な学力調査に関する専門家会議(令和3年4月8日~)(第7回)配付資料
00 【資料0】次第
01 【資料1-1】令和5年度全国学力・学習状況調査に関する実施要領について(案)(概要)
02 【資料1-2】令和5年度全国学力・学習状況調査オンライン実施の概要(案)
03 【資料2】令和5年度全国学力・学習状況調査 質問紙調査について(案)
04 【参考資料】全国的な学力調査に関する専門家会議委員名簿
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/2021/mext_00056.html

7▼構造変化と機能分化が鮮明となる「2030年の大学」
2030年の大学入試(4)
今後、“スキル”は、AI(人工知能)が教える時代が来るかもしれない。“スキル”は修得の
要件がはっきりとしているから、何をすればよいかの要件を定義できる。既に、
早稲田大発のベンチャーが、AIによるスピーキングテストを開発している。ピアソンの
スピーキングテスト「ヴァーサント」の凌駕(りょうが)を目標にしており、かなり
いい線を行っている。23年春には、早大の英語の必須授業に導入される勢いにある。
“スキル”教育は授業のアウトソーシングが可能な領域でもある。英語教育や
プログラミング教育など、純粋に“スキル”であるものは、授業のアウトソーシングや
資格検定の取得で単位認定が可能である。大学の授業ではそうして身に付けられた
“スキル”を活用して、専門領域を学ぶことが主体となるだろう。
先日もある大学でこんな話を聞いた。「従来に比べて、英語ができる学生の層が厚くなって
いる。これまでの(第一外国語の)英語の授業では既に到達点にあり、これ以上、教える
必要がない学生が数多くなってきた。そうした学生には、これからは英語を教えるのでは
なく、英語で学ぶ“英語開講の講座”を受けてもらうようにしたいのだが、英語教員からの
猛反発が想定される。受け持つ授業数が減れば、彼らにとっては死活問題となる。でも、
学ぶ必要がないものを学生に押しつけても意味がない。このジレンマをいかに
乗り切るかを問われている」。
さらに他の大学では、「英語系学科の志願者数が毎年徐々に減ってきている。受験生が
大学で英語を学ぶ必要がなくなってきているのだろう。こうした英語系学科をどのように
転換していけばよいのか。転換にあたっては、新しい領域の教員を雇わなくてはならないし、
いまいる教員のクビは切れない。大きなロスを抱えることになる。とはいえ、そもそも
どこに転換したらよいのか」と悩んでいた。
https://diamond.jp/articles/-/314368

8▼教員研修「いつでも、どこでも」…オンラインで動画配信へ
文部科学省は、教員が空き時間を利用し、スマートフォンなどで教員研修を受けられるよう、
オンラインで研修動画の提供を始める。国が300以上の研修動画を一元化して提供する
ことで、最新の教育事情を「いつでも、どこでも」学べるようにする。従来の研修は会場に
集まることが多く、教員の負担軽減にもつなげる。2024年度から実施する。
これまでオンラインによる研修を教委レベルで作る試みはあったが、取り上げる
テーマが限られるなどの課題があった。このため、文科省では「教員研修プラットフォーム」
を新設する。新しい教育課題に即した研修動画を大学や教委に作成してもらい、300本
以上をとりまとめて提供する。
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20221214-OYT1T50165/

【英語教育・言語教育】
9▼小学校英語・教科化3年目の授業やテストはどんな内容?
中学校に向けて保護者ができるサポートとは?
小学校英語(教科)で重点的にやろうと意識していることは「話すこと」・「聞くこと」
小学校英語(教科)の評価では「授業中の学習に取り組む態度」が重要
中学校に向けて保護者ができるサポートとは?
https://benesse.jp/eigo/202212/20221215-1.html

10▼英語への苦手意識が変わる!楽しく克服、上達していく勉強法とは
英語に苦手意識のあるという人の多くは、小中高校の英語学習の中で挫折経験があり
『英語が嫌い』となっていると思うのですが、実は『英語が苦手』なのではなく、『勉強が
苦手』なのではないでしょうか」(幾嶋さん、以下略)
確かに「英語が苦手」と言うとき、”勉強や定期テスト”を頭に思い浮かべている人も多い
はず。ですが、英語のテストも入試もない大人は、英語を”勉強する”必要はありません。
”英語を克服する=勉強”と身構えないことが、英語と仲良くなる最初の一歩なのかも
しれません。
まずは1曲、歌えるようにしてみる
では、”英語ができる人”になるために何から始めればいいのでしょうか?
「発音は重要です。まずは自分の好きな歌を『ネイティブが歌ってるのかな』と思うぐらい
キレイに歌えるようにすること。たった1曲でも完璧に歌えるようにするだけで一通りの
英語の発音が出せるようになります。気づいたら『あれ?英語らしい発音ができるように
なっている!』と、上達していることを明確に感じられると思うので、まずは発音という
ところに注力して英語を始めてみることをおすすめします」
ちなみに確実に上達できる方法は、自分の歌声を録音すること。
https://soctama.jp/column/80954

11▼東大教授が考案した「らくがき式」読書法で読解力が向上する!?
綿矢りさの芥川賞受賞作『蹴りたい背中』にもツッコミどころが!?
「文章を読んでもなかなか理解できない」「読解力をどのように身に付ければいいのか
わからない」という悩みを抱えている方々にお勧めの「らくがき式」読書法について、
考案者で東京大学大学院 人文社会系研究科・文学部 教授の阿部公彦氏が解説する動画の
後編。今回は、芥川賞受賞作『蹴りたい背中』(綿矢りさ)を例に実践してもらった。
https://toyokeizai.net/articles/-/637975

【STEAM・社会・文化・環境】
12▼『桃鉄 教育版』に小学生が熱中。
学びのモチベーションを上げる“エデュテイメント”の可能性
試験授業では、より学びを促進するため、生徒に「『桃鉄 教育版』をより良くする改善案を
出す」という課題を設定。少人数のグループに分かれた生徒たちは、グループごとに別々の
地方をプレーし、改善案をまとめました。
「限られた時間で最大限の学びが得られるよう、地理や歴史といった社会科の学びに加え、
論理的思考も養える授業としました。生徒たちは非常に喜んで、熱心に授業に取り組んで
いました。ずっと保健室登校をしている生徒も、桃鉄を使った授業のときだけは参加して
いて驚きました。それだけ生徒たちの興味関心が高かったということでしょう。遊びと
学びの境界がなくなるような授業であり、参加のハードルが低く、学びのモチベーションが
高まるメリットを感じました」(齋藤先生)
ほとんど生徒が前向きに取り組んだためか、生徒たちから出た改善案は、非常に
バラエティーに富んだ内容でした。「その駅特有のカードを販売する」、「有名な地域で
クイズやキャラなどが登場する」、「チャットができるようにしてほしい」、「借金してでも
物件を買えるようにする(多くの利益が出れば最終的に資産が増えるので)」、「飛行機や
船を使うときに交通費を取るようにすれば、より多く学べると思う」など。
https://www.asahi.com/edua/article/14786963

13▼運動嫌いを増やしてしまう学校の体育の常識、「全員できる教」が大問題の訳
「体育嫌い」なくす不親切教師的体育指導の勧め
「運動嫌い」は、子どもに限らず大人にも多い。人生100年時代において健康寿命の
延伸が叫ばれる中、生涯にわたって適度な運動に取り組むことの必要性が訴えられている
のにだ。学校の体育の授業は、運動することの楽しさを伝える絶好の機会だが、「昔から
体育が嫌いだった」という人もいるように、運動に親しむ入り口になれていないことも多い。
「それは文部科学省が悪いわけではなく、学校側が『学習指導要領を完全に無視』している
から」と話す千葉県公立小学校教員の松尾英明氏は、「学校側の『親切』が体育嫌いを
生んでいる」という。そんな松尾氏に運動嫌い、体育嫌いをなくす体育指導のあり方に
ついて考察してもらった。
https://toyokeizai.net/articles/-/637722

【教育資料・コラム・書評】
14▼通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果
(令和4年)について
(1)「I.児童生徒の困難の状況」
質問項目に対して学級担任等が回答した内容から、「知的発達に遅れはないものの学習面
又は行動面で著しい困難を示す」とされた児童生徒の困難の状況。
(2)「II.児童生徒の受けている支援の状況」
1.質問項目に対して学級担任等が回答した内容から、「知的発達に遅れはないものの学習面
又は行動面で著しい困難を示す」とされた児童生徒の受けている支援の状況。
2.質問項目に対して学級担任等が回答した内容から、「知的発達に遅れはないものの学習面
又は行動面で著しい困難を示す」とされた児童生徒のうち、校内委員会において、現在、
特別な教育的支援が必要と判断された児童生徒の受けている支援の状況。
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2022/1421569_00005.htm
・小中学生の8.8%に発達障害の可能性 文科省調査
通常の学級に在籍する小中学生の8.8%に学習や行動に困難のある発達障害の可能性がある
ことが13日、文部科学省の調査で分かった。2012年の前回調査から2.3ポイント増えた。
35人学級であれば3人ほどの割合となる。増加の背景には発達障害への認知の広がりが
あるとみられ、個性に応じた支援策の充実が課題になる。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE0891U0Y2A201C2000000/

15▼2023年度入試は難関大学人気、一方で小規模私立大学の募集停止も
大学入学共通テストの現役志願者数は1万2千人の減少
大学入試センターが12月6日に公表した2023年度大学入学共通テスト(以下、共通
テスト)の確定志願者数は、前年より約1万8千人の減少となりました。18歳人口が
減少を続けていますので、減少は当然のことだと受け止められています。減少した人数の
うち、現役生の減少数は1万2千人です。18歳人口の減少数は2万4千人ですので、その
減少数に現役生の大学入学共通テスト志願率45.1%を乗じると1万800人となりますが、
それ以上の減少数です。巷間言われているように、受験生、取り分け私大専願者の共通
テスト離れが進んでいるのは間違いなさそうです。共通テストの志願者数の減少は、国公立
大学の志願者数の減少にもつながり、私立大学の共通テスト利用方式の志願者数減少にも
影響します。

その私立大学の状況ですが、河合塾の大学入試情報サイトKei-Net「入試動向分析
2023年度入試の概要」に気になるデータが掲載されています。出典は日本私立学校振興・
共済事業団の調査結果からですが、ここ4年間の私立大学の規模別に合格率、歩留率の
推移がグラフになっています。その結果を一言でいうと「小規模大学により厳しい環境」
です。2019年から2022年度入試にかけて、私立大学の合格率は上昇しており、逆に
歩留まり率は低下しています。2022年度入試での合格率は、小規模大学(収容定員4千人
未満)で57%、中規模大学(収容定員8千人未満)44%、大規模大学(収容定員8千人
以上)36%です。小規模大学は一般的に志願者・入学者における総合型選抜・学校推薦型
選抜の比率が高いこともあるため、高い合格率になっています。大規模大学は一般選抜の
比率が高いこともあり、合格率は低くなっており、受験者の6割以上は合格できないという
数字です。受験生に人気のある難関私立大学はここで言う大規模大学と言っても
差し支えはないでしょう。2023年度入試ではこの難関大学に人気が集まりそうです。
https://univ-journal.jp/column/2022199423/

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【2】ELPAのイベント・セミナー・テスト・教材・書籍
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【イベント・セミナー】
ELPAオンラインセミナー
▼2月11日(土・祝)14:00~15:30
深い学びを育成・評価するクリティカル・ リテラシー~問いが生まれる学びとは~
【講師】清水公男(文京学院大学教授、ELPAアドバイザー)
専門:教育工学(授業研究・教育方法学・教育評価等)、英語教育学

【ELPAテスト・教材】
▼E-Vision
https://english-assessment.org/evision/

▼リーディングリテラシー研究会にHPが出来ました。
https://sites.google.com/view/jrlt2020/

▼「新読解トレーニング 日本語リーディングリテラシー 錬成BOOK」9月20日刊行
読解力は情報化社会に適応するために必要な総合スキルです。
誤解や取り違えをすることなく相手の真意をとらえ、文脈の中での言葉の使われ方に
注意して読み解くことが肝要です。
言葉を前後の文脈から切り離しても正しい内容は理解できません。
正確な内容理解に必要なのは、周囲の記述との関係性に注意をはらい、かつ異なる情報を
組み合わせたうえで、「語意」や「文意」を把握することです。
本書は20年間英語能力を評価してきたNPOが日本語文章を読み解くスキルを鍛える
ために開発した、トレーニングテキストです。
https://english-assessment.org/books/

▼ELPAのテスト(中学・高校・大学・日本語)
https://english-assessment.org/test/

▼ELPAの教材・書籍・研究書
https://english-assessment.org/books/

▼ELPA Vision(https://english-assessment.org/books/
最新号(第8号)が刊行されました。
https://english-assessment.org/elpa-wp/wp-content/uploads/2022/07/elpavision_08.pdf

【ELPA英語教育チャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCkQro2qd3BIZLYqSJxv7ACg/videos
※各セミナー全編動画はELPA会員に公開しています。
※非公開情報、著作権等の関係で公開していないセミナーもあります。

【イベント・セミナー・テスト・教材に関するお問い合わせ】
特定非営利活動法人 英語運用能力評価協会
橋本 shiho@english-assessment.org
〒162-0806 東京都新宿区榎町39-3 神楽坂法曹ビル501
Tel. 03-3528-9891(平日9:00~17:00)

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【3】ELPA事務局からのお知らせ
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<冬季休業(年末年始休み)のお知らせ>
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼を申し上げます。
ELPAでは、誠に勝手ながら本年度の冬季休暇を下記の日程とさせていただきます。
大変ご迷惑をおかけ致しますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
2022年12月29日(木)~2023年1月4日(水)まで
※2023年1月5日(木)より通常業務を開始致します。
休業期間中にいただいたお問い合わせについては、営業開始日以降に順次回答させて
いただきます。
皆様には大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解の程お願い申し上げます。

<ELPA会員募集>
▼ELPAの趣旨・事業活動に賛同してくださる会員を募集しています。
英語教育や言語テストの評価・測定に関心のある方であればどなたでも、
ELPAの会員になっていただけます。
会員には「正会員」と「賛助会員」があり、
ELPAが開催する各種の研究会やセミナーへの参加費(動画視聴含)が無料になるほか、
ELPAの分析データやテストを研究活動に活用していただくことができます。
*オンラインセミナーの過去動画視聴もできるようになります。
https://english-assessment.org/members_recruitment/

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【4】ELPA Pick Up教育セミナー・イベント・コンテンツ・サービス情報
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<教育関係セミナー・イベント>
▼【英検主催】英語教育オンラインセミナー2022
テーマ:義務教育領域におけるアウトプット(書くこと/話すこと)の指導と評価について
[日 時] 2022年12月25日(日)13:00~16:00
https://eigojoho.eiken.or.jp/event/2450/

▼1/6【第2回】情報Iにおける「主体的・対話的で深い学び」を行うためのヒント
高等学校「情報I」オンライン学習会【 第2回 】情報Iにおける「主体的・対話的で深い
学び」を行うためのヒントを下記日程で開催します。
奮ってご閲覧ください。
1.開催日時:令和5年1月6日(金曜日)15時30分~16時30分
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_02090.html

▼1/21「第24回 神奈川大学英語教育研究大会」開催
-英語教員に求められる文法力・文法指導力-
https://www.kanagawa-u.ac.jp/news/details_25991.html

▼1/21 2022年度日本生徒指導学会 関東支部会 第13回研究会
https://open.shonan.bunkyo.ac.jp/~arai/

▼2/7 学校施設の防災対策セミナー2022
水害リスクを踏まえた学校施設の水害対策の推進
https://www.mext.go.jp/a_menu/shisetu/events/1409298_00002.htm

▼AI時代の教育学会 第3回「コンピュータサイエンスSIG」
【日 時】令和5年2月23日(木)14:00~
【テーマ】「認知科学の観点からみたプログラミング教育」(仮)
【講 師】今井むつみ(慶応義塾大学教授)
【実施方法】オンライン・対面 ハイブリッド開催
【会  場】一橋講堂・貴賓室
【参加費】無料(要事前申込、定員充足まで先着順)
【申 込】https://eduaiera.org/comsig3/

<教育コンテンツ・サービス>
▼「映像字幕コンペティション」
2022年12月15日よりエントリー開始!!
https://sites.google.com/view/fscompetition/top
◆応募はこちらから
https://sites.google.com/view/fscompetition/%E5%BF%9C%E5%8B%9F

▼【池上彰監修】子どもたちの思考力を特訓!
「正解のない問題」だらけの世の中を生き抜くための問題集
この本は、8人の宇宙人が地球で「正解のない問題」を見聞きするというストーリーで
進められていく。宇宙人は個性豊か。正義感が強い人や論理的な人、大胆な発想をする人や
優柔不断になりがちな人、反対意見を言うのが苦手な人…。そんな宇宙人たちの姿に、
つい身近な友だちの姿を重ねてしまう人もいるに違いない。
https://ddnavi.com/review/1059348/a/

▼授業で使える!家庭で役立つ!金融教育コンテンツ一覧
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/39882

▼【定点調査】2022年「SDGs」に取り組む保育園は約6割
84.9%がSDGsに積極姿勢、前年比9.1ポイント増
~『SDGsに取り組む企業は働きやすいと思う』、
約8割の保育士が「SDGsに取り組む施設や団体」に就職希望~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000085.000043389.html

▼「Skype」に「ほんやくコンニャク」機能?
音声認識+自然言語処理で異言語対話を容易に
話した言葉を即座に翻訳して自分の声とテキストで伝達。2023年にリリースへ
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1464402.html

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【5】その他(調査・報告・論文・提言など)
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▼「日本・中国・韓国 英語教員研修の現状とニーズ調査」結果を発表
(ブリティッシュ・カウンシル)
・日本の教師が向上させたいスキルは「学習者の動機付け」「スピーキング指導」
・研修を受けたい分野は「指導のための英語力」
・忙しさが日本の教員のみ突出するも研修には意欲
・7割以上がオンラインより対面を希望
・既存の研修への満足感が低い日本の教師
アンケート調査結果より、日本の教育関係者に関心が高いと思われる部分についての
詳細は、以下のサイト内の 「日本向け要約」(PDF)でご覧ください。
https://www.britishcouncil.jp/programmes/english-education/updates/cpd-research

▼調査結果発表:Vol. 1~新たな学びの仕組みづくりを目指す取り組み
「ビジネスにおいて求められる英語コミュニケーション力」調査実施~
予備調査からみえた「新たなビジネスコミュニケーションの必要性」
~ストコロナ社会における新たな課題とは?~
一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000095.000051295.html

最後までお読みいただきありがとうございました。
今回のメールマガジンは以上です。
※次回の配信は2022年12月28日(水)を予定しています。

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